カンセンジャーに乗って、岡山へ。
岡山の法界院で、法事に出席しました。 岡山(1)
カンセンジャーに乗って、岡山に行きました。カンセンジャーはJR西日本の新幹線管理本部が生んだ、山陽新幹線のキャラクターだそうです。カンセンジャーは500系新幹線をモチーフにして作られているそうですが、頭以外はあまり、新幹線に見えません。
このカンセンジャーにも任務があるそうです。子供の新幹線ファンを増やす事と、車内マナー向上の呼びかけが主な仕事で、普段は車掌さんという設定だとか。
岡山駅前広場には『青春感謝』と書かれた銅像がありました。岡山には旧制六高がありました。今の岡山大学です。
旧制六高の時代には、学生はバンカラを売り物にしていました。松葉博雄の父、松葉章一も、旧制六高生でした。
今日の予定は、松葉博雄の奧さんの郷での法事です。
七回忌、三十三回忌、五十回忌と、三人の亡くなった方の法事がありました。お寺は法界院です。法界院の山門をくぐると、石段に続きます。
山門の天井を見ると、見事な壁画が描かれています。一つは鳳凰の様です。時代を経て劣化しているので、描いた当時の鮮やかさは色褪せていますが、今でも立派な鳳凰です。
もう一つは孔雀のようです。仏教とヒンドゥー教の起こったインドでは、孔雀は毒蛇を食べる事から、強い力を持っていると、信仰の対象になっています。
山門をくぐり抜けると、秋になるときっと綺麗に紅葉するモミジが、山門を隠すように枝を張っています。
石段を少しずつ登り、振り返ってみると、山門はますます紅葉とマッチングしています。
それほど長くない石段ですが、真ん中に手すりがあるので、手すりにつかまって上がればこけることもなく、安全に石段を登り切ることができました。
法界院は、弘法大師を祖とする真言宗のお寺です。
金剛山 遍照寺 法界院については、中国観音霊場のホームページをご覧下さい。
中国観音という意味は、Chinaではありません。中国地方の事です。
石段を登り切ると、前方に本堂が見えました。
本堂に入ると、今日の法事の祭主を務める、和尚さんが出迎えてくれました。
本堂のご本尊は、聖徳太子が彫ったと伝えられる聖観音像が祀られています。正面に座ってみても、聖観音像は見えません。
今日の法事に集まっているのは高齢者が多く、高齢者には正座が辛いのです。そこで、最近のお寺では、小さい座椅子が用意されています。
松葉博雄が子供の頃は、家にお寺のお坊さんが来て、仏壇の前で念仏を唱えるのを、家族で正座して聞いていました。
そうすると痺れがきれて、早くお経が終わらないかと、おまじないで口の中に人差し指を入れて、おでこに指でつばを押しつけていました。
参列者の皆さんと一緒にお経を読んで、住職さんの法話を聞くと、次は法界院の境内にある、お墓参りです。
住職の法話で、今日の法事は良かったなぁと思う事もあれば、法話の中身次第で、軽かったなぁと思う事もあります。
こちらの住職さんは、心に訴えかけるような、静かでゆっくりとした話し方だと好評です。最後に、皆さん方がここに集まって故人を偲ぶことで、「故人もきっと喜んでおられますよ」と言われました。
2013年8月29日(木)