山中温泉は、歴史のある古い温泉です。老舗旅館が軒を連ねています。

山中温泉に、松尾芭蕉は逗留したそうです。松尾芭蕉は、「此の川の くろ谷橋は 絶景の地なり 行脚のたのしみ ここにあり」と詠みました。 北陸加賀 山中温泉(2)

山中温泉 花紫の7階の部屋で、雨に足止めされて、外の景色を見てみる

と、山から沸き立つ霧が、雲となって、上昇気流に乗り、上へ上へと、雲と

なって昇っていく様が、見えました。

床の間には、小野小町の歌の絵が掛かっています。

「色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の花にぞありける」

その意味は、花のように、色やかたちで見えないけれど、世の中の人の心

は、花の命のように、あせていくもの。という意味の歌が書かれていました。

気になるのは、外のお天気です。

窓越しに見える景色は、宿の泊り客らしい、二人連れの女性が、傘を差しな

がら、橋の途中で止まって、お互いの写真を撮り合っている光景です。

しばらくすると、雨は小降りになり、これなら散歩に出られそうな気配です。

奥さんと長女を急き立てて、花紫で傘を借りて、用心のために、靴は長靴を

借りて、いざこれから散歩です。

花紫の向かいは、かよう亭です。ふとしたご縁で、松葉博雄と奥さんはかよ

う亭のお嬢さんを、知っています。

かよう亭のお嬢さんが、神戸の女子大にいた頃のことです。

ひょっとして、今もこのかよい亭にいらっしゃるのであれば、ちょっと声を

掛けてみたいところです。

しかし、かよう亭のライバルの、花紫に泊まっていて、こんにちはというの

は、なんだか失礼になりそうなので、かよう亭に声を掛けるのは、見合わせました。

山中温泉の表通りには、お祭りに使う獅子が、男用と、女用の、二つ展示さ

れていました。

山中温泉観光協会のホームページには、山中温泉のお祭りが紹介されています。

さらに歩いていくと、「芭蕉の道」という石碑がありました。

進行方向の先のほうに、黒谷橋と、鶴仙渓の方角を指す表示が出ています。

黒谷橋について、「此の川の くろ谷橋は 絶景の地なり 行脚のたのしみ 

ここにあり」と、松尾芭蕉は詠んでいます。

山中温泉の雰囲気は、老舗旅館も多く、その分建物が老朽化しているようにも見えます。

町中、旅館だらけで、競争は相当な熾烈さです。

花紫の7階から見えた、黒谷橋を渡ります。重厚な感じの橋です。

黒谷橋から見上げると、花紫の宿は、この辺りでは、抜群の大きさです。

また雨が降り始めたので、散歩は早めに切り上げて、部屋に戻りました。

ipadを見て、繰り返し、松葉博雄の社長研究室のアクセス数、100万をしみじみとみています。

2004年2月16日から書き始めて、記事の件数は、5200本を超えています。

殆ど毎日、一本以上はアップしています。

長女に、100万アクセス数の記念写真を撮ってもらいました。

浴衣に着替えて、これから露天風呂に行きます。

露天風呂は、同じく7階にあり、部屋からほんのわずかの距離にあります。

山中温泉お散歩記事

山中温泉の旅 続く

2013年8月23日(木)