maison de DuPre(メゾンドデュプレ)の結婚式のコンセプトは、カタにとらわれない自由な発想の披露宴でした。

maison de DuPre(メゾンドデュプレ)では、オープンキッチンで、バイキングスタイルのお料理をいただきました。

新郎の中之坊穂さんと、新婦の聡美さんが、お色直しのために中座している間、この時間を利用して、参列者の皆さんには、お料理が進みます。新郎新婦が座る中央の席に向かって左手に、オープン形式のダイニングがあります。

ダイニングの周囲には、今作られた料理が並べられ、参列者の皆さんは、自分で好きな料理を選んで、席に持ち帰るという、結婚式には珍しい、バイキング式です。突然、炎が上がり、お肉の料理が始まっています。お肉に炎を上げるために、お酒をかけて、フランベをしています。

ここでまた不思議なことに、皆さんは、バイキング形式なので、自分でお皿に料理を盛りつけて、席に持って帰ることになりますが、松葉博雄には、サービス係の方が、料理を運んでくれています。

まだ、皆さんのテーブルに、今日の美味しい料理やメインディッシュが届かないうちに、早くも松葉博雄の席には、ローストビーフが運ばれています。

お米の料理もありました。海苔で巻かない海苔巻きです。中には魚も入っています。

少し席を離れて、ダイニングキッチン側から見た、披露宴の式場の雰囲気です。新郎新婦の席のすぐ前は、主賓の北居明先生と、大内章子先生のいる、メインテーブルで、松葉博雄は、北居明先生の隣に座らせてもらっています。

奥の席は、新郎側の西之坊家のご両親と、新婦の大木家のご両親です。

オープンダイニングキッチンの周りには、出来たばかりの料理を、シェフが招待客の皆さんに、皿に取り分けて勧めています。この披露宴の式場は、ホテルの式場に比べると、一部屋で披露宴の進行と料理が完結するので、なかなか機能的です。

披露宴会場の、気がつかないような隅の方のスペースにも、細かい気配りの、置物や写真が飾られています。新郎新婦が再び入場すると、各テーブルに回り、テーブルごとのメンバーと一緒の記念撮影が始まります。

主賓席のメインテーブルにも、新郎新婦がやってきました。大阪府立大学大学院と、関西学院大学大学院の、先生と生徒たちのテーブルです。

やはり、サービス係の人が間違えるように、松葉博雄がこの人が主賓だと思われても、不思議でない年齢差があります。

新郎新婦が次のテーブルに回っているとき、メインテーブルの、大阪府立大学大学院の北居明教授、薗田章恵さん、渡邊美佳さん、松葉博雄の、大阪府立大学大学院のメンバーと、関西学院大学の大内章子教授、大橋健司さん、小薗修さんの、関西学院大学大学院のメンバーで、記念写真を撮りました。

西之坊穂さんから、各テーブルに回ったとき、ハワイの新婚旅行で買った、ハワイのコーヒー豆をいただきました。

松葉博雄が結婚式を挙げた時代は、まず、結婚式と披露宴をして、その後新婚旅行に行き、入籍がその後でした。今では、入籍が先で、新婚旅行があり、仕上げが結婚式と披露宴のようです。

フルーツも、わざわざサービス係の人が運んでくれて、美味しいマンゴーをいただきました。

関西学院大学大学院の、大内章子教授の隣席は、関西学院大学大学院と、大阪府立大学大学院の合同ゼミで、新郎と友人になった、大橋健司さんと、小薗修さんです。

正面の新郎新婦の席には、次から次へと、新郎新婦を中心にして、記念写真を写しに、何組も友人たちが集まってきています。

すぐそばで見ていると、友達として、今日の結婚式と、披露宴に至るまで、あれこれ相談や、アドバイスを通じて、深い絆が出来ていることが、伝わってきます。新郎新婦も、招待客のサービスに懸命で、殆ど食事はとれていません。

先ほど、ハプニングのあった、ウェディングケーキが丁寧にカットされて、皆さんの席に並んでいます。生クリームの上には、輝くような、星に見立てたような、アラザンという銀色の砂糖菓子が、ちりばめられています。

いよいよ、お父さんお母さんの、お涙を誘う時間です。場内が少しライトダウンされ、新婦の友人が、ピアノを弾く、ショパンのノクターンの曲に合わせて、まずは、新婦からお父さんお母さんに書いた手紙を、ゆっくりと読んで、招待客の皆さんの耳を、釘付けにしました。新婦の熱いメッセージと、ピアノのノクターンの曲は、ぴったりと息が合っていました。

一組のカップルが誕生するまでには、それはそれで、色々なドラマがあるのは、当然です。そのドラマが、どのようなドラマであったのか、そのストーリーはどんなストーリーなのか、皆さん、耳をそばだてています。

物事の始まりには、きっかけがあり、そこから次の進展があります。つまり、因と縁です。今日の、ご両家の絆の始まりは、友達の紹介から始まる、ふとした因があり、因が縁を生んでいます。

新郎も、熱いメッセージを、今日の参列者の皆さんに、伝えています。

西之坊家と、大木家のご両親が、新郎新婦から、熱いメッセージを聞き、感謝の気持ちをこめたプレゼントをいただくと、もう、新しいカップルの親子ファミリーは、何となく目が潤んでいます。

かなり、しんみりとした、情緒ある時間が流れました。いよいよ、2時間半の披露宴も終わりです。

新郎新婦と、ご両家のご両親は、来賓の皆様を、お見送りします。

昔から、日本昔物語に、かわいい娘を嫁に出す、父と母の、嬉しいけど辛い、複雑な気持ちを、これも定めとして、言い聞かせているのが、「竹取物語」です。授かった娘も、いつの日か、また、月に戻ってしまうという、辛いながらもどうしようもない物語です。

2013年7月13日(土)