山笠ラーメンは、三宮駅周辺のラーメン激戦地区で、ダントツの強さを感じます。

山笠ラーメンは立ち食いラーメンです。とんこつラーメンは美味しいのですが、紳士淑女には、やや気恥ずかしく、利用をためらいます。

ラーメン激戦区の三宮地区にあって、山笠ラーメンは、収益性の高い店舗だと思います。山笠ラーメンのオーナーが誰なのかは、店に出ていないようなので、わかりません。

山笠ラーメンでは、座る椅子はありません。皆さん立ち食いです。空いた席に場所を決めると、すぐに何にしますか?と尋ねられます。ほとんどの人が、とんこつラーメンです。

とんこつラーメンは、一杯500円です。お金を先に、前払いになります。領収書もレシートも出ません。すべてCOD(キャッシュ・オン・デリバリー)です。

注文を受けると、大きな寸胴鍋の前に立っている調理人は、麺をゆでに取りかかります。麺は、細麺で、一つ一つがビニール袋に包まれて、ケースに入っています。

麺をゆでる調理人は、テーブルの上の、何かが置かれている荷物の下から、メモ用紙を取り出し、売り上げ記録になるように、ボールペンで何かを書いています。

山笠ラーメンの周辺は、いわゆる三宮の歓楽街なので、人通りも多く、飲みに行く前にちょっと一杯とか、勤めに行く前にちょっと一杯とか、飲んだ後にちょっと一杯とか、様々なラーメンの需要があります。

立ち食いなので、回転もとても早く、注文のラーメンがすぐに出来て、それを急いで食べると、皆さんすぐにカウンターを離れていきます。

角地を利用して、本来の敷地の倍以上の有効利用が出来ています。

松葉博雄が注文した、とんこつラーメンが出来ました。白濁のスープに隠れて、チャーシューが見えませんが、ちゃんとチャーシューが2枚入っています。

トッピングは紅ショウガを自由に使えます。さらに、ごまも自由にふりかけが出来ます。

山笠ラーメンで立ち食いラーメンを食べていると、もし、顔見知りの人が松葉博雄を見ると、松葉さんも手軽なところでラーメンで済ませているんだなあと、認識を変えられるかもしれません。

立ち食いのラーメンは、あまり自慢できる食べ方ではないので、山笠ラーメンは好きなのですが、松葉博雄も奥さんも、なかなか利用する機会がありません。

調理場で働く人は、来るたびにメンバーが変わっています。中国語を話す人が働いている姿をよく見ます。従業員同士の会話は中国語のようです。

次から次へ、お客さんがやってきて、すぐに食べ終わってまた出て行きます。三宮のラーメン激戦区で、これほど忙しく、回転の良いラーメン店は、山笠ラーメンがダントツだと思います。

2013年5月31日(金)