シード 浦壁昌広社長の表敬訪問、戦略的経営の意見交換 経営は先を読むことが大事

シードの浦壁昌広社長と戦略的経営の意見交換、シードの浦壁昌弘社長が年末にお越し下さいました。

シードの浦壁昌広社長と

何を話そう。コンタクトレンズの話かな? 

ビジネスシステムの話かな? 

慶応大学と、ロンドン大学大学院を出た

インテリ社長とは、何を話そうかと、迷います。

12月に入って、年末のご挨拶に

取引先の上司の方が来られる季節になりました。

そんな時に、6月頃咲く、テッセンの花が、

一度咲き終えて、鉢を処分しようかな

と思って放置していたら、また蔓が伸びて、

もう一度初夏の花を年末に咲かせてくれました。

今日は、シードの浦壁昌弘社長が、

わざわざ神戸に来られて、

年末の挨拶を頂きました。

浦壁昌弘社長がトップ外交を続けて、

シードのレンズは売り上げが伸びてきました。

さらに最近では、海外への進出を積極的に進めています。

前にも紹介した宮川尊臣さんは、自ら海外勤務を申し出て、落下傘で降りるように、地盤の無い所へ拠点をつくろうとしています。

公開企業の経営者の評価となるのが、株価です。

シードの株価は、2012年に入り、

これまでの250円前後の定位置から、

急に動き始め、最近では

千円を超える日もあります。

株価についても、シードの浦壁昌弘社長は、

携帯電話を取りだして、今日の株価はいくらです。

と、経営者として、市場評価を気にしていました。

これからビジネスランチを浦壁昌弘社長と一緒に頂きます。

場所は、オリエンタルホテル17F

『ステーキハウス ミディアムレア』 です。

このオリエンタルホテル17Fステーキハウスミディアムレアは、

浦壁昌広社長の就任前の、シードの前社長である井上忠社長が退任する時に、挨拶に来られ、ここで一緒にステーキを頂いた場所です。

浦壁昌広社長と並んで、

ステーキハウスの鉄板に向かいます。

窓の方からは、神戸港が見えます。

窓際は既に満席で、窓際はとれませんでしたが、

窓からの光りがまぶしくこちらを照らしています。

ステーキの選び方は、

一般の牛肉、飛騨牛、神戸牛、この3つから選びます。

一番ランクの高いのは神戸牛です。

この神戸牛が高いのは、いわゆるブランド価値です。

浦壁昌広社長と、ビジネスの話です。

私たちがシードのレンズをお客様に勧めて、

このシードのレンズの良さを納得して購入して頂いても、

3ヶ月後、6ヶ月後に

また購入して頂けるかどうかは、分かりません。

お客様が次の購入の時に他の販売店に行けば、

その販売店が勧める、

別のメーカーのレンズを推奨されるかもしれません。

これがブランドスイッチです。

他の店でブランドスイッチされると、

シードにとっても、

さんプラザコンタクトレンズにとっても、

顧客喪失になります。

顧客喪失を防ぐには、

ブランドスイッチを防ぐ事が大事です。

それには経営戦略として、

背後に差別化戦略が求められます。

容易にブランドスイッチされないように、

事業システムがあればいいのですが、

事業システムの構築には、

多くの経営資源を活かす、

経営判断が必要となってきます。

経営戦略を立て、システムを作り、

囲い込みをしておかなければ、遠慮無く、

他の競争企業にブランドスイッチされ、

価格競争に巻き込まれてしまいます。

ステーキが決まると、

次に何グラムのお肉にするかを、

シェフが尋ねてきます。

その次は、焼き方です。

そして、ニンニクを使うかどうかも尋ねてきます。

鉄板でシェフが調理に取りかかる前には、

お客さんは次から次へと、

尋ねられる質問に意志決定を続けていかないと、

良きに計らえでは、食事に辿り着きません。

浦壁昌広社長は、

どのくらい出張が続くのでしょうか?

お尋ねしてみると、月の内、自宅で食事ができるのは、

ほんの僅かのようです。

イギリスで6年の駐在経験があり、

仕事で海外に出るのも抵抗感はないようです。

しかし、きついのは、

ベトナムのような暑い国に行き、

その後直ぐに北欧のスウェーデンの寒いところに行くと、

温度と時差で、かなり体力を消耗するそうです。

インターネットで浦壁昌広社長を検索すると、

会社のページに、シードのモデルをしている

北川景子さんと並んで写真を撮っているページがありました。

ステーキが焼けて、

ビジネスランチが始まります。

神戸牛のステーキも美味しいのですが、

浦壁昌広社長は、添え物の淡路産の

玉ねぎがとっても美味しいと肯かれていました。

メニコンのメルスプランや、

ジョンソン・エンド・ジョンソンの

おまかせプランのように、

シードにも、自社のレンズを使って

ビジネスシステムを作って頂きたいと提案しているのですが、

ビジネスシステムは、

経営資源が揃わないとなかなか作れないようです。

こうすれば上手くいくと理論上は分かっていても、

それを実践するには、社内にもっている

人材・物・資金・情報・インセンティブなどの

経営資源を組み合わせた仕組み作りが必要となってきます。

浦壁昌広社長の考えは、

『経営は先を読むことが大事。

バブルも少子化も変化は

その渦中にある時はなかなか気づけない。

しかし、あとで考えると当然の出来事なんです

(リンク先参照)』と言われています。

これは、ドラッカーの『すでに起こった未来』や、

『明日を支配するもの』の著書に、通じる考えです。

浦壁昌広社長と、短時間ですがご一緒に食事をして、

ビジネスの話をお聞きすると、

ビジネスの取り組みに対する積極性や、

持っている知識の広さと深さに感心します。

浦壁昌広社長は、この後また

次の目的地に向かって出発されます。

2012年12月19日(水)

何を話そうか:ヤマダストアーでは、地元産の食材を使っての料理を提案していました。高砂ツアー(4)
・何を話そうか:新しくできたセンタープラザ地下のチュリファで仕事に関わる話をしました。
何を話そうか:明石芳彦先生は、大阪市立大学大学院の博士ゼミでは、査読論文の書き方の指導の話がありました。

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