博士研究員の参加する博士ゼミ: 博士を目指す人、博士になった人、博士を育てる先生、皆集って博士ゼミをしています。

博士研究員 大阪市立大学大学院 事業創造研究科 博士後期課程 後期

博士研究員とは

博士を目指す人は、査読論文を書いて、学会で採択されるよう、

一歩一歩論文の完成度を高めています。

博士になった人は、査読論文が採択されるように、

自立した研究者として論文作成に取り組んでいます。

阪急梅田駅からエスカレーターに乗って、

阪急百貨店の方向にムービングウォークを利用して進んで行くと、

これまで仮囲いで隠されていた、新生 阪急百貨店の綺麗な入り口と天井が、

驚くほどの変わり方で、美しく光り輝いています。

天井が高く、照明は明るく、広場は広く、仮囲いで狭かった広場は、

沢山の人が行き来しても、ぶつかりません。

2012年10月25日(木)は、阪急百貨店の第二期棟オープンの日でした。

時間があれば、阪急百貨店の中にも入っていってみたいところですが、

松葉博雄はこれから、大阪市立大学大学院の博士ゼミに出席するので、

阪急百貨店を横目に見て、地下道をまっしぐら、キャンパスに向かいます。

30分ほど早く着いて、図書室に行ってみると、見慣れた人なのに、あれ?と思う人物がいました。

それは、同じく博士ゼミの客員研究員である竹田さんです。

二人で、現在の研究の進み具合について意見交換です。

博士ゼミの客員研究員となると、院生のように発表や報告は求められませんが、

当然、研究が進んでいるものと期待されます。

期待に応えるには、査読論文を書いて、採択されることが結果を出すことになります。

院生の皆さんが、一本の査読論文を通すのに何年もかかっているように、

なかなか査読論文を通す事は、簡単なことではありません。

竹田さんは、山下清のように、丸坊主頭を通していたのに、

今日の頭は髪がいっぱいあります。その髪も、

雷様の頭の髪のように元気よく立っています。

寒くなったので、帽子の代わりに被っているそうです。

教室に入って、他のゼミ生が見てもこらえきれない可笑しさで、

教室が普段と違う明るさに包まれました。

今日の発表は、ブライダル産業のサービス品質に関する研究報告です。

報告の後、参加者からの意見が出るところですが、

これまでは明石芳彦先生が先陣を切って気が付いた事、

注意すべき事、論文としての体裁、マナーなどの指摘をしていました。

それが前回と同じ様に、明石芳彦先生は、他の参加者の意見が出るのを待っています。

こうなると、客員研究員の松葉博雄と、

竹田さんの二人が、意見を述べることになります。

研究の内容自体は、発表者が専門家でもあり内容も熟知していて、

内容に関して指摘する事はあまりありません。

意見を述べるのは、査読論文としての完成度を高めるために、

何をどのように、どの部分を修正して、

より完成度の高い論文に持っていくか、という意見を述べる事になります。

博士ゼミが終わって、来た道を帰ります。阪急百貨店の前は、

通行人がかなり少なくなり、カメラを持った外国の方が、

ショーウィンドウに向かって写真を撮っていました。

ミラーボールのような、地球儀のような、アドバルーンのような、

大きな丸い球面は、花で飾られています。

この花は生花のようです。生花なら、その花の寿命も数日の輝きです。

そうすると毎日花は取り替えるのでしょうか?

広場を通る人達は、ほとんどの人が阪急電車のホームに向かって進む人達です。

皆さん着ている服は、秋物に、秋物といってもやや厚めの服に替わっています。

神戸に戻る頃には、頭上に満月が輝いて、周りに傘を被ったようなリングが出来ています。

家の周りの金木犀はすっかり落ちてしまい、

空気は冷えて、晩秋の気配を感じる夜になりました。

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2012年10月29日(月)