「お父さん、何か美味しい物食べさせて」と、可愛い子ども達にせがまれて、行ったところは神戸加納町のお魚 きりゅうです。

新しく移転した お魚 きりゅうに行ってきました。

可愛い子どもから、お父さん、晩ご飯どこかへ連れてってと言われると、嬉しくなります。

長女と長男を連れて、奥さんと4人で、これから晩ご飯です。どこに行こうか迷った末、前回訪れた、お魚きりゅうへ行ってみます。

新しい場所に移転したそうなので、探しながら、きりゅうを見つけました。前回訪れたのは、2012年のひな祭りの夜でした。

移転した新しいお店は、通りに面していないビルの中なので、やや見つけにくい場所にありました。一般に飲食店は「立地八割」と言われます。つまり、お店が流行るかどうかは、場所次第です。

しかし、場所が重要であることは分かっていても、お店を拡張する場合は、やや立地八割を抑えて、少し場所が不利になっても広い場所を確保したい場合もあります。

今夜はお父さんのおごりなので、子ども二人に好きな物を注文するように促すと、一番人気は松茸の土瓶蒸しでした。

松茸の土瓶蒸しにはハモが入っています。土瓶蒸しの蓋をお猪口代りに使って、土瓶から松茸のお汁を注いでスダチの汁を搾り、ちょびりちょびりと飲めば、一足早い秋の味覚を感じます。

魚料理がお得意のお店なので、今日は何が揃っているのか、女将さんに尋ねて、白身の魚ののどくろを焼いてもらいます。

脂ののったのどくろは、ビールにとってもよく合います。日本海ののどくろは、この時季、脂ののったお酒によく合うお魚です。

松茸の土瓶蒸しの蓋を開けてみると、松茸とハモが見えます。箸を入れて、松茸をつまみ出して、鼻を近づけて、松茸の香りを深く吸い込んで、今夜一番のご馳走とします。

二人の子どもの近況を聞きながら、仕事は上手くいっているのか、美味しい物は食べているのか、何か困っている事は無いのか、相談があれば、自然に相談の話しになるように待っていましたが、特に困っている様子もなく安心です。

きりゅうでは厨房に繋がる小窓があって、小窓の隣に座った松葉博雄は忙しく、とても大変です。小窓が開くと料理が手渡され、それを料理皿をテーブル席にリレーするのがこの小窓の前に座った人の担当です。

頻繁にこの小窓は開きます。料理だけでなく、お酒のおかわりの時も、小窓が開いて渡されます。

小窓の担当は忙しくて大変ですが、厨房から客席に料理を運ぶ、お店のスタッフは楽です。

遠慮しないで欲しい物を食べてねと促すと、次々に料理が出てきます。松茸の土瓶蒸しに次いで、松茸と黒毛和牛のステーキです。

もうかなりお腹いっぱいになっているので、ステーキは小さなサイズです。

愛想の良い女将さんが、小窓からお料理を次々に渡してくれます。前回、ひな祭りの夜、名刺を渡したので、覚えているでしょうか?

少しお話をすると、思い出してくれました。

最後はマグロ丼です。あさりのお味噌汁はとても美味しかったです。

前回は、熱々ご飯の上に海鮮が乗っていた、海鮮丼でした。

小さいお椀の中華麺もあります。スープはとっても美味しい味です。最後に食べるには,1杯は多すぎて、小分けをしながら頂きました。

「お父さん何か美味しい物を食べさせて」と言われて始まった今夜の晩ご飯は、これで終わりです。

最後にお勘定クイズにしました。全部食べきってHow much? 一番近かったのは、長男と松葉博雄でした。だいたい一人当たり6000円でした。

2012年8月28日(火)