トヨタグループの創始者は豊田佐吉さんです。豊田佐吉さんの銅像を前にして、どうしてこんな偉大なイノベーションを起こせたのか、尋ねてみたいものです。
トヨタグループの創始者は豊田佐吉さんです。豊田自動織機から始まる、トヨタグループ26万人の源となる、偉大なイノベーションについて尋ねてみたいものです。 名古屋1日目(2)
トヨタグループの創始者は豊田佐吉さんです。普通の人に見える豊田佐吉さんの銅像を前にして、どうしてこんな偉大なイノベーションを起こせたのか、聞けるものなら尋ねてみたいものです。
小学校や中学校の社会科の科目で、先生に引率されて訪れるような産業技術記念館です。小学校の時なら、聞いても、説明されても、あまり記憶に残らなかった事が、社会人を経験して実体経済を経験すると、産業技術の歴史には興味が湧いてきます。
豊田佐吉翁の銅像です。この方が今のトヨタグループの連結子会社の従業員数約31万人(2011年3月31日現在)の、元々の原点を築いた方です。(Wikipediaより)
産業技術記念館では糸紡ぎの基本を紹介しています。まずは、江戸時代から日本で行われていた、綿の実から糸を作る作業です。
マネキンが座っているこの機械は、地機(じばた)です。地機は骨組みをもつ織機(しょうき)を指します。こちらに展示されているのは、新潟で江戸時代から越後上布を織るのに使われた地機です。
動力駆動のガラ紡機(写真奥に水車)。ガラ紡は、1880年頃から全国に広がりました。愛知県三河地方で特に普及されており、一部では今もガラ紡が行われています。
日本で使用する原綿のほとんどは、世界各地の綿花産地から輸入されています。こちらに展示されている原綿の重量は約225キロで、これでワイシャツを作ると約800枚分の綿糸が作れるそうです。
1977年のスルザーグリッパ織機、1990年の津田駒レピア織機、2007年の豊田ウォータージェット織機と、時代を経て新型のものへと進化しています。
現代の最新のエアジェット織機です。複雑な柄が美しく整って織られていきます。案内の方に「この機械は、いくらですか?」と尋ねると、社内機密の様です。「それなら、1億円より高いですか?それとも安いですか?」と尋ねると、1億円よりかは安いそうです。
次は金属加工技術の実演コーナーです。鋳造・鍛造・切削作業を、オペレーターが分かりやすく説明しながら実演します。
自動車の部品を作るのに、金属を40秒程度で1200度まで熱し、機械でプレスして、部品を作るところを実演してくれました。
テレビでも紹介された事のある、トヨタパートナーロボットです。1日数回、時間が来ると動きます。ロボットがトランペットを吹くのです。
トランペットをロボットに演奏させるには、唇の振動が音色を作ります。右手と左手では音の音階を作ります。聴いていて、驚くほどの精度の良さです。
産業技術記念館の中には、一部、トヨタ紡績の工場だったレンガの壁の一部が残っています。こんな工場の跡、倉敷アイビースクエアでも見たような記憶があります。
2012年5月24日(木)