修士論文を、博士論文に発展させるには、基軸の査読論文が採択される必要があります。
修士論文が博士論文に発展するには、博士論文の基軸となる 査読論文が採択される必要があります。 大阪市立大学大学院 明石芳彦ゼミ
博士課程後期のゼミでは、論文指導が続きます。
修士論文から博士論文に発展させるには、査読論文が採択される必要があります。
ゴールデンウィーク中、4月30日(月)は振り替え休日でゼミはお休みでした。
今日の5月7日(月)は連休明けで、世間はまだぼんやりとした状況にあります。
ヨーロッパではギリシャとフランスで選挙があり、
緊縮財政に対する国民の批判が現政権に集まって、
緊縮財政を求めても国民はNOの意見が多いようです。
図書室で手にする週刊誌はプレジデントです。
表紙を見ると、つい読んでみたくなるからです。
今日のタイトルは「年収300万 父さんは、なぜ幸せなのか」です。
プレジデントの言っていることは、
年収が高いばかりが幸せに繋がるとはいえないようです。
例えば、年収300万円台の4割が『毎日家族団らん』で、
円満ファミリーが多いようです。
少しずつ年収が上がり、年収500万円台になると、
仕事か家庭で悩む層が増えてきます。
年収800万円台は、働き盛りの年代ですが、
子どもが少しずつ成長することで、教育費が重くのしかかります。
夢の大台、年収1000万円台は、同僚と妻に不満で、
そのはけ口は面白い仕事を求めています。
年収1500万円以上になると、2割が家族と会話無しの状態になって、
本人は社会貢献をしたいと、家庭とはちぐはぐな方向に進んでいます。
結局、年収に繋がる仕事に恵まれなくても、
家庭で『承認』を得れば、幸せになれるようです。
時間が来たので教室に入ります。連休明けなので、
今日の明石芳彦先生のゼミに参加する学生は少ないようです。
今日の発表者は、松葉博雄は初めて発表を聞く、吉田勝彦さんです。
吉田勝彦さんは会社を経営する実務家で、仕事をしながら、
博士論文に挑戦する舞台の背景は松葉博雄とよく似ています。
松葉博雄もそうでしたが、実務でその道の専門家であっても、
博士論文を書くことは、実務の知識が邪魔することがあります。
博士論文は、いくつかの査読論文を挟んで全体を構成しています。
査読論文は、限られた紙面で簡潔に、
実務的な内容であっても学術的に表現しなければなりません。
松葉博雄も、コンタクトレンズの実務のことをよく知っているので、
なかなかアカデミックな表現が出来ませんでした。
吉田勝彦さんの専門はコンピューターのソフトウェア開発の仕事です。
実務のその舞台は、日本からベトナムに移っています。
今日の初めての発表が、この後どのように査読論文や、
その先の博士論文に発展していくのか、発表を聞くことが楽しみです。
2012年5月7日(月)