事業(企業)の目的は、何でしょうか?お金を稼ぐことが、事業(企業)の目的でしょうか?食べる為に生きるのか?生きるために食べるのか?と、研修では問いかけます。

事業(企業)の目的は、何でしょうか?お金を稼ぐことが、事業(企業)の目的でしょうか?研修では事業(企業)の目的について研修しました。淡路で社員研修(7)

事業(企業)の目的は、何でしょうか?お金を稼ぐことが、事業(企業)の目的でしょうか?

一般的にはこれは、常識的な答えです。

では、人は食べる為に生きるのでしょうか?と、研修ではこのような企業の目的について議論しました。

朝はどこから来るのでしょう? 光の国から来るのでしょうか?

いえいえ、そうではありません。朝は、明るい会社から来るのです。

明るい会社を作るためには、社員研修を継続的に行って、経営理念の浸透を図ります。

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と、まぁこんな感じで、事業の目的とか、顧客満足・従業員満足がどのように繋がるのか、理論的な研修をしています。

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昨夜、投げ込んだカニマンションを引き上げてみます。

蟹マンションには、渡舟食堂で食べた魚の残りを餌にしています。

餌に誘われて、蟹が入ってくると、出ることが出来ないような仕組みになっています。

蟹マンションを引き上げてみると、一匹蟹が入っていました。

蟹は、両手をボクシングの選手が構えるように、防御的な姿勢をとって、松葉博雄が手を出せば、はさみでかみつきそうな威嚇的なポーズです。

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蟹と一緒に河豚(フグ)も入っていました。まだ、サイズの小さい河豚です。

もう少し時間をかけて、どれだけ蟹が獲れるか、もう一度、蟹マンションを海に投げ込んで行きます。

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研修中は3食一緒に食べます。今朝の食事は、またもや渡舟食堂です。

今朝も準備中の所で、有るものをいただくという朝食です。

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あるものは、おでんがありました。メバルの煮付けがありました。

これは美味しそうです。このメバルも炊きたてで、活きがいいのが、メバルの姿が反っている事でわかります。

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研修は10時からです。今日の午前の部は、またドラッカーの『現代の経営』を教材に使います。

第4章「事業の目的」について、事前に各自がまとめたレポートを見ながら、社長が質問する形で進みます。

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質問してみれば、どのあたりが難しいのかが分かってきます。

ドラッカーが事業の目的を企業の存続として、そのためには顧客を創造する事であると言っています。それを社長は、生きるために食べる事と、食べるために生きる事との対比で説明しています。

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つまり、企業は金儲けの為に事業をするのではなく、企業の存続のため、企業が生きるために利益を求めるのです。それでは、なぜ企業は存続が許されるのでしょうか?

なぜ?なぜ?なぜ?と、質問を掘り下げていくと、問題の核心が浮かび上がってきます。

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ドラッカーの『現代の経営』のテーマはマネジメントです。

マネジメントの重要性を随所で訴えています。

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また、お昼が来ました。お昼の心配をするのも研修が上手くいくために重要な事です。

美味しいものを食べていても2度3度となると、飽きてくるのです。

人間は勝手なものです。平和なときには変化を望み、戦乱の時には平和を望みます。

このように渡舟食堂が美味しいと思っていても、お好み焼きも食べたいなと、変化を望みます。

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朝と昼が近かったので、お腹が空いていなかったのか、あまり沢山注文が出ませんでした。

6人で2510円でした。これでは、小磯の女将さんが期待はずれです。

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お昼ご飯が終ると、もう一度蟹マンションを引き上げてみます。

朝とは変化がありました。蟹は逃げてしまいました。そして、河豚が増えていました。

河豚はお腹を膨らませて、体を大きく見せています。

蟹マンションにかかった河豚は、全部海に逃がしてあげました。

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研修の記念に、4人の研修生で記念植樹をしました。

少し年月が経てば、この記念植樹のアジサイはきっと根を張り、枝を伸ばし、沢山のアジサイの花を咲かせると思います。

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もう、研修はおわります。ホワイトボードには、研修の内容が書き残されています。

『現代の経営』で各章に一貫している事はマネジメントの重要性です。

今回の二組の研修を行っているとき、第5章の事業の目的では、事業(企業)の目的や、利益の目的などはなるほどと、頷ける内容でした。

研修生の一人は、それ以外の事は何かないのですか?と、鋭い質問がありました。

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これは重要な事なので、各章の内容だけでなく、経営を行う事とは、すなわち仕事をマネジメントする事であると、念を押して説明した内容が、ホワイトボードに残っています。

2012年2月24日(金)