加悦町、古墳公園、峰山小学校、除雪車、吹雪、墨絵の世界が続きます。
加悦町、古墳公園、峰山小学校、除雪車、吹雪、墨絵の世界。社員旅行カニツアー2012(4)
加悦町に入ると古墳公園があります。峰山小学校の前には除雪車が吹雪を搗いて、除雪作業をしています。不思議な墨絵の世界を見るようです。
川端康成の雪国では、トンネルを抜けるとそこは雪国・・・・でしたが、今日のバスツアーでは、大江山を下るとそこは雪国でした。
海花亭のある京丹後市の下にある与謝郡の辺りです。もうここら辺は、雪国です。
こんな豪雪は、神戸に住んでいるとほとんど見る事がありません。家も車も雪に覆われ、車もずっと徐行運転です。
この辺りは、加悦町古墳公園があるところです。松葉博雄は、前方後円墳を作る時、何度もこの辺りにイメージ作りに訪れました。
田んぼのあるところは、一面真っ白で、木も雪の重みで垂れ下がっています。
京丹後市のとみた眼科・皮膚科クリニックの前には、除雪した雪が堆く積まれていました。やはり、眼科の看板にはすぐ目が行きます。
素朴な疑問ですが、大昔、まだ防寒対策が出来ていない頃の人達は、この寒さをどのように防いでいたのでしょうか?古墳があるのですから、古墳時代には人が住んでいて、暖かい時ばかりでなく、雪に埋もれた季節もあったはずです。
電気のストーブやこたつもない、石油ストーブもない、羽毛布団もない、すきま風が吹くような昔の民家で、家族が身を寄せて暖をとっていたのでしょうか?
京丹後市立峰山小学校の前は、小学生が歩いて入るには、無理なくらい雪が積もっています。
バスの前には除雪車が2台連なって走っています。毎日どのくらいの除雪車が出動しているのでしょうか?社会問題になっているのは、お年寄りが多い豪雪地域では、雪下ろしが出来なくて、雪害に悩んでいる問題です。
だんだんと空も曇り空になり、吹雪になってきました。雪で視界も悪く前を走る車は、少しかすんでいます。
屋根の上にも車の上にも30cm近くの雪が積もっていて、車が走る道路も完全な雪道です。バスのタイヤはスタットレスをしているそうなので、雪道でも走ることができますが、バスは雪の中を走るゴロゴロという音が聞こえてきます。
こんな雪道を、大きなバスを運転して、運転手さんは怖くないのかな?と思います。インタビューしてみたかったのですが、横から話しかけて運転の気が散るといけないので、インタビューはできませんでした。
バスから見る景色は、墨絵のようです。彩りは雪に包まれて、墨を使って濃淡を描く、南画風のようです。雪に圧倒されて、神戸では見られない雪景色に驚いているうちに、ゆっくりゆっくりバスは進んで、もうすぐ海花亭です。
2012年2月9日(木)