京都府加悦町、雪が降るころは 除雪車、吹雪、墨絵の世界。
加悦町、古墳公園、峰山小学校、除雪車、吹雪、墨絵の世界。社員旅行カニツアー
加悦町に入ると古墳公園があります。
峰山小学校の前には除雪車が吹雪を搗いて、
除雪作業をしています。
不思議な墨絵の世界を見るようです。
川端康成の雪国では、
トンネルを抜けるとそこは雪国・・・・でしたが、今
日のバスツアーでは、
大江山を下るとそこは雪国でした。
海花亭のある京丹後市の下にある与謝郡の辺りです。
もうここら辺は、雪国です。
こんな豪雪は、神戸に住んでいると
ほとんど見る事がありません。
家も車も雪に覆われ、車もずっと徐行運転です。
この辺りは、加悦町古墳公園があるところです。
松葉博雄は、前方後円墳を作る時、何度もこの辺りにイメージ作りに訪れました。
田んぼのあるところは、一面真っ白で、
木も雪の重みで垂れ下がっています。
京丹後市のとみた眼科・皮膚科クリニックの前には、
除雪した雪が堆く積まれていました。
やはり、眼科の看板にはすぐ目が行きます。
素朴な疑問ですが、
大昔、まだ防寒対策が出来ていない頃の人達は、
この寒さをどのように防いでいたのでしょうか?
古墳があるのですから、
古墳時代には人が住んでいて、
暖かい時ばかりでなく、
雪に埋もれた季節もあったはずです。
電気のストーブやこたつもない、
石油ストーブもない、羽毛布団もない、
すきま風が吹くような昔の民家で、
家族が身を寄せて暖をとっていたのでしょうか?
京丹後市立峰山小学校の前は、
小学生が歩いて入るには、
無理なくらい雪が積もっています。
バスの前には除雪車が2台連なって走っています。
毎日どのくらいの除雪車が出動しているのでしょうか?
社会問題になっているのは、
お年寄りが多い豪雪地域では、
雪下ろしが出来なくて、
雪害に悩んでいる問題です。
だんだんと空も曇り空になり
吹雪になってきました。
雪で視界も悪く前を走る車は、少しかすんでいます。
屋根の上にも車の上にも30cm近くの雪が積もっていて、
車が走る道路も完全な雪道です。
バスのタイヤはスタットレスをしているそうなので、
雪道でも走ることができますが、
バスは雪の中を走るゴロゴロという音が聞こえてきます。
こんな雪道を、大きなバスを運転して、
運転手さんは怖くないのかな?と思います。
インタビューしてみたかったのですが、
横から話しかけて運転の気が散るといけないので、
インタビューはできませんでした。
バスから見る景色は、墨絵のようです。
彩りは雪に包まれて、墨を使って濃淡を描く、
南画風のようです。
雪に圧倒されて、神戸では見られない雪景色に驚いているうちに、
ゆっくりゆっくりバスは進んで、もうすぐ海花亭です。
2012年2月9日(木)