博士まであと一歩です。修士から数えると、長い道のりです。
博士まであと一歩です。でも、その前に、最後の難関の公聴会があります。
博士まであと一歩です。博士学位申請論文公聴会をこなせば、峠を越えます。
大阪市立大学大学院創造都市研究科博士(後期)課程 博士学位申請論文公聴会開催のお知らせの掲示板を見ました。
ここに氏名が出ていれば、公聴会で博士論文の発表が出来るという事です。
明石芳彦先生のゼミでは、竹田英司さんが公聴会で発表する事になります。
今日、2012年1月23日の明石芳彦ゼミでは、今週の1月28日(土)の公聴会に向けて、竹田英司さんは公聴会の模擬練習をします。
窓の外を見れば、JR大阪駅は直ぐ側です。
今日はとても寒い日で、神戸の三宮から仕事を終って、阪急電車に乗って、席が取れず、ずっと立ったまま梅田までやって来ました。
地下道を通って、サテライトキャンパスに来ています。 地下街を長距離歩いていたのに、地上で大阪駅を見れば近いものです。
特急電車をひとつ早く乗るだけで着くのも早くなり、ゼミの教室に着くと到着は1番でした。 先に来た者は、電気を点け、エアコンをつけ、ゼミの用意をします。
博士論文の公聴会は、とても緊張感があります。 ここまで来れば、もう大丈夫!と思っていても、主査と副査の三人の先生から、「では始めて下さい」と言われた瞬間から、まるでレースのストップウォッチが押されたように、レースは始まります。
松葉博雄の経験では、正確に、落ち着いて、慌てないで、丁寧に、一言一句を間違わないように、パワーポイントの操作をしくじらないように、棒読みにならないように、審査の先生方の顔を見ながら、ギャラリーの聴講の皆さんの理解の進み方を憶測しながら、時計の時間を計りながら、まるでタコが8本の手と足をフルに使って活動するように、上手く発表しなければなりません。
松葉博雄は懐中時計をテーブルの上に置き、竹田英司さんが今日、本番どおり制限時間以内で発表できるか、時計審判役を勝手にしています。
博士論文のテーマは、『産地型集積地の存続、衰退と消滅の要因に関する研究:和履き産業を事例として』です。
明石芳彦先生を中心に、准教授の小沢貴史先生と新藤晴臣先生が、発表のあと意見を出す事になります。
普段のゼミと違って、今日は博士論文公聴会の模擬練習なので、明石芳彦先生は発言を控え、出席者が自由に質問するように、質問を勧められました。
ぶっつけ本番で公聴会に臨むよりは、事前に何回か練習をしておいて、質問を受け、本番でドキッとしないように、あー尋ねられたら、こー答えると、想定していた方が本番にゆとりができます。
そこで松葉博雄は一番に手を挙げ、気が付いた点について、いくつか質問をし、本番までにプレゼンテーションを修正できるような意見を出しました。
さすが准教授の先生方は、微に入り細に入り質問が続き、本番対策が進みました。 最後に、明石芳彦先生が、特に本番までに修正する事項を指摘して本日の模擬演習は終りました。
2012年1月23日(月)