100年の歴史です。 100年建っても、大丈夫です。まだまだ、現役です。

100年の歴史です。中崎公会堂は、100年の歴史がありました。明石の人丸花壇でいい日だな(4)

100年の歴史です。明石の中崎公会堂は、100年前に建てられました。松葉眼科も、100年の歴史があります。

料理旅館 人丸花壇の駐車場で、周りを見ていると、すぐ近くに随分立派なお屋敷のような瓦葺きの殿堂が見えます。ここは、なんでしょうか?

松葉博雄

さっそく次の訪問先が見つかりました。車では、ほんの1分と言った所です。中に入ってみると、どうやら公会堂のようです。「中崎公会堂」です。

市民の為に解放されているこの公会堂は、明治時代(明治44年/1911年)に建てられたようです。1911年と言うことは、今年で100年を迎えています。

松葉博雄

外観は日本古来の建物の様式ですが、中に入ってみると洋風の要素も織り交ぜられていました。建築当初は、「明治郡公会堂」と言う名前だったそうです。

松葉博雄

公会堂が建てられて、一番はじめに、こけら落としの講演会をしたのが、夏目漱石だそうです。講演の内容は、「道楽と職業」というテーマで、仕事は人の為にするものであり、自分の好きなことを仕事にしても、仕事にすると苦しいものであるという講演だったようです。いい話です。

松葉博雄

インターネットで検索すると、道楽と職業の全文もでてきます。読んでみましたが、なかなかいい話しです。

松葉博雄

自由に中に入っていいものやら、正面玄関で立ち止まって奥を眺めていると、管理人の方が気軽に声をかけて、「こんにちわ」と言われ、入っていいのですか?と尋ねると、どうぞどうぞと、上にあげてくれました。

松葉博雄

管理人の方が、この公会堂の天井は、とても文化価値のある天井だそうで、その筋の方は、天井の写真を撮りに来られる方が多いそうです。

200人規模の人が入れると言う広間の仕切り戸は、漆黒が美しい、洋風の雰囲気で作られています。光がよく差し込んでいます。

松葉博雄

この体育館のようなスペースでは、剣道、空手、日舞、茶華道などに解放されているようです。今日の夕方は、武道の試合があるそうです。

松葉博雄

床が、体育館の床のように、フローリング仕立てなので、これは、張り替えたのですか?と尋ねると、やはりそうです。さすがに床は、100年も持たないようです。

松葉博雄

管理人のご厚意で、照明を点けてくれました。天井から大きな水銀灯の明かりが一斉に灯ると、部屋の中が光り輝くように明るくなりました。

松葉博雄

廊下の天井を見てみると、太い丸太を使った木造の造りで、とても筋肉質の力強さを感じます。なんだか、奈良の古いお寺の造り方のようです。

松葉博雄

これだけ強い木造建築なので、1995年の阪神淡路大震災にも、耐えられました。和風建築の神社だと、屋根が重くて、屋根の重さで、地震に耐えられなくなった事例があります。

松葉博雄

中崎公会堂は、現在、明石市が管理しています。これだけの立派な公会堂は、この先も貴重な文化財として、残して欲しいと思います。

松葉博雄

地震に耐えられても、次の心配は、火事です。木造建築が、火事に弱いのは当然ですが、最近の防火設備で、リスクはある程度回避できます。

松葉博雄

廊下の隅に、中崎公会堂の屋根を葺き替えたときの、昔の瓦と新しい瓦が、展示されていました。

松葉博雄

新しい瓦は、型枠を使って作られたように見え、昔の瓦は、一枚一枚が、手作りのように見えます。

松葉博雄

明石市は、戦争で火災が起き、あまり昔の文化財は、駅周辺には残っていないと思っていましたが、中崎公会堂のような、立派な文化財が残っていることを知りました。

2011年10月13日(木)