ドイツのスーパー、コンビニ、小売店は日曜日は定休日です。ドイツ旅行記(8)
日曜は定休日:ドイツのスーパーマーケットには閉店法という法律がありました。夜と日曜日はゆっくり過ごしたいという文化が作った法律です.ドイツ旅行記(8)
ドイツの日曜は小売店は定休日です。
お買い物は土曜日にしておかなければ、
日曜日は定休日です。
実際にドイツのスーパーマーケットに行き、
買い物をしてみます。
Kちゃんの運転する車に乗って、
「EDEKA」に来ました。
小売店で買い物は、定休日の日曜日の前に
ボンにいる日本人の友達や、
ボン大学の同僚を呼んで、
自宅でホームパーティーをするには、
鍋料理がいいので
はないかと考えました。
①寒くなった時に
②少人数でも、大勢でも、人数調整が可能
③割に手間がかからない
④主婦も会話に参加できる
⑤日本の料理文化がある
この条件を満たすのは、
すき焼き、鶏鍋、寄せ鍋、魚すき、
水炊きなどの鍋料理です。
買い物をするには、買い物カゴかカートが選べます。
日本のカートよりかなり大きな
買い物カートで、これを使用するときは、
お金を入れて借ります。
お金は後から返って来るようです。
店頭に並ぶ食材は、
色鮮やかな野菜や果物がたくさんあります。
リンゴ、茄子、パプリカ、トマト、ズッキーニなど、
日本でも馴染みのある野菜ですが、
やはりどこか日本のものと雰囲気が違います。
ドイツ 閉店法
ドイツには「閉店法」という
小売業の法律があるそうです。
ドイツのスーパーやデパートでは、
一律平日は6時~20時、土曜は6時~16時、
日曜日は定休日というように、
お店の営業時間に厳しい規則がありました。
閉店法は、24時間営業のコンビニや、
日曜日も営業しているスーパーに慣れた日本人には、
不便に感じるかもしれません。
ドイツ人にとっては、
夜や日曜日はゆっくりしたいという
スローライフが根底にあるため、
夜や日曜日はお店を閉めて、
働く人も休むという文化があるようです。
もちろん日曜日は、教会に行く日です。
ドイツでも規制緩和の流れ
しかし、近年になって月曜から土曜までは、
州によっては規制緩和が進み、
24時間営業が許可されるようになったそうです。
そうすることで、雇用も増え失業対策になり、
経済の活性化も期待されているようです。
ドイツでの価格表示法
スーパーの角で、女性が
電子掲示板(電子秤)の前で何かをしています。
分かりました。
野菜・果物などは、購入数量を自分で選ぶことができます。
選んだ食材は秤にかけて、
価格を表示したシールを受け取ります。
このシールをレジに持って行けば、
いくら払うかが、レジ担当者に分かります。
そうすると、食材の個数x単価=価格となるので、
単価の打ち込みをどうするかです。
自分で単価を打ち込むのです。
では、勝手に単価を変えたらどうなるのでしょうか?
その工夫は、選んだ食材の置いてある
場所に表示している数値を入力すれば、
単価はコンピューターが判断してくれています。
ヨーグルトやクリーム、
バターもたくさん並んでいます。
色々な調味料が並んでいますが、
松葉博雄にとっては、苦手な調味料ばかりです。
日本食に使う醤油はあるでしょうか?
醤油は、ありました。
ここで、ドイツの白菜を使って
漬け物を作ってみることにしました。
それから、牛肉を薄切りにしてもらい、
すき焼きも作ってみます。
お肉コーナーには、
大きなソーセージや肉の塊があります。
ソーセージの有名なドイツなので、
ソーセージの種類はぱっと見ただけでも、
30種類くらいあります。
大きさも色も様々で、
濃い色のソーセージは辛そうに見えます。
ドイツですき焼き用の牛肉調達
今日の鍋は、すき焼きです。
すき焼きはまず、牛肉の確保からです。
ドイツでは、すき焼き風の
牛肉の薄切りがありません。
大きなブロックなので、
肉屋の店員さんに話して、
薄切りにしてもらうことにしました。
イメージとして、
ハムのように薄く切って下さいとお願いしました。
なんとか薄く切ってくれたものの、
分厚いハムの切り方でした。
これは、後日行った別のスーパーマーケットです。
神戸の「いかりスーパー」のような、
やや高級食材を扱うお店です。
ここでは、鶏肉と、魚のアンコウを使った
寄せ鍋の食材を選びました。
ドイツのホワイトアスパラガスはでかい
ドイツの6月の野菜の主役は、
ホワイトアスパラガスです。
とっても大きなアスパラガスです。
このホワイトアスパラガスは、
メインディッシュになるのです。
人参がありました。
日本の人参よりかなり細い人参です。
色も少し鮮やかさが足りないようです。
ドイツではアンコウの肝は捨てられていた
鮮魚を扱っているコーナーでは、マグロもありました。
アンコウが見つかったのは、上等です。
できたらアンコウの肝も欲しかったのですが、
ボンでは、肝は破棄されています。
やはり一番大きいのはお肉コーナーで、
天井から色々な肉やソーセージが吊されていて、
お客さんも寄って来ています。
Robでは、地下がビール、ワイン、
ウィスキーなどのアルコール類を扱っています。
1階と地下の踊り場に、花や鉢物を売っています。
精算レジ係のお姉さんは、
椅子に座って、頬杖を付いて待っています。
清算時にはレジ係から声掛け
レジの前に立つと、「Hello」とか
ドイツ語で声かけがあります。
このとき、お客さんの方も返事をしています。
翻って日本の買い物で、レジを通るとき、
いらっしゃいませの声かけに対し、
お客さんの方も、こんにちはと
か、いらっしゃいましたとか、
返事をしているかと言えば、
ほとんどが無言だと思います。
精算が終わった時も「Danke schön!」と、
声かけをしてくれます。
変わっていたのは、
ショッピングカートと買い物カゴが一体化した
買い物カゴに、クルマが付いて押せるように
なったカゴです。手で持つこともできるし、
押すこともできます。
すき焼きをするのも、寄せ鍋をするのも、
水炊きをするのも、買い物が上手になれば可能です。
大根、白菜、ネギ、椎茸、青梗菜、タマネギ、卵などはあります。
なかったのは、蒟蒻、
生の豆腐(冷凍豆腐はあります)でした。