尾道市土産、尾道ラーメン、国産帆布、熊野化粧筆、桂馬の蒲鉾

尾道市土産、尾道ラーメン、国産帆布、熊野化粧筆、桂馬の蒲鉾尾道で流行っている物は、「てっぱん」です。造船所の鉄板ではありません。広島県尾道の旅(9)

いわべえで尾道焼きを食べた後、

中央商店街をさらに進みます。

工房尾道帆布です。

帆布とは、帆船の帆に使われた厚手の綿織物です。

それを活用した布の工芸品を扱うお店です。

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工房尾道帆布のお店に入ってみます。

奥の方は、作業所になっています。

積極的に売ろうという姿勢は、見られません。

展示しているものを選んで、購入することになります。

松葉博雄は、鞄をオーダーメイドでお願いしました

一週間くらいして、できるそうです。

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本町センター街にあるのは、

明治時代に建てられた銭湯「大和湯」です。

残念ながら、現在はお風呂屋さんではありません。

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尾道名物の尾道ラーメンを路面で販売していました。

尾道では、何故尾道ラーメンが名物なのでしょうか?

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調べてみると、1928年中国福建省から来日して、

尾道市内の製麺所で住み込みで働いていた人が、

瀬戸内の魚をベースに、醤油味を加え、

作り始めたことが元と言われているようです。

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その後、山陽新幹線尾道駅の誕生と、

尾道三部作の人気などから、

観光地となり、

いくつかのラーメン屋が紹介されたのが発祥のようです。

次第にラーメンは簡単に調理できる箱詰めのお土産物になり、

種類も数も増え、

尾道ラーメンとして有名になっていったようです。

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中央商店街の方へ向かいます。

尾道商業会議所記念館です。

この建物は、1923(大正12)年10月に

尾道商業会議所創設30周年の

記念事業として建設されたものを、

当時のように復元改修し、

平成18年より開館した建物だそうです。

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この建物は、

商業会議所として建築された鉄筋の建築物としては、

現存する日本最古のもので、

尾道市重要文化財に指定されているそうです。

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歴史深い街なので、

商店街にはいくつかの史料館のようなものや、

展示があります。

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お土産の購入予定は、桂馬のかまぼこです。

桂馬は、かまぼこだけではなく、

はんぺん、竹輪、じゃこ天などの練り物があります。

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桂馬は、有限会社桂馬商店(村上博志社長)です。

大正2年(1913年)に創業しています。

桂馬と言う名前は、

創業者村上桂造さんの桂という字と、

干支の馬を合わせたのだそうです。

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松葉博雄は、子どもの頃から、

桂馬の柿天を食べています。

柿の形をした揚げかまぼこで、子どもの時には、

ご飯と一緒に、長じて大人になると、

ビールと一緒にいただいています。

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特選の桂馬詰め合わせセットは、

季節の詰め合わせセットで、

3月の今は、桜で、値段は5500円でした。

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庶民の食べるはんぺん、

かまぼこ、竹輪、おつまみ天などが、

だんだん高級食材に進化していき、

化粧箱に収まり、贈答品にまで上り詰めています。

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市役所の方に戻ると、

JR尾道駅に近いせいか、店頭はお土産が並ぶ、

お土産屋さんのストリートになっています。

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並んでいるものは、

やはりNHK連続テレビ小説

「てっぱん」から、紹介された尾道の食べ物です。

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尾道みやげは、国産帆布と、

熊野化粧筆というお店もありました。

松葉博雄は尾道帆布で、

オーダーメイドの鞄を注文しているので、

ちゃんとポイントをついています。

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松葉博雄は、昔から、

奥さんにNHK連続テレビ小説を

見ないように指示しています。

朝の8時の忙しいときに、

のんびりと連続テレビ小説を見ていれば、

家族はテレビに釘付けになり、

会話がとまり、食事は止まり、

忙しい朝の時間はだらだら過ぎてしまうからです。

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従って、NHKの連続テレビ小説「てっぱん」は、

見たことがないので、

何のことか最初分かりませんでした。

尾道は、造船所が多いので、

造船所に使う鉄板かなと思っていました。

それが、お好み焼きの鉄板とは、

今日初めて知りました。

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尾道の市役所は、商店街の近くにあり、

市役所を訪れる人の為に、

有料駐車場があって助かりました。

市役所のすぐ前は、日立造船所のある向島で、

川のような海峡になっています。

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帰りも、松葉博雄の息子が運転をしてくれ、

松葉博雄は助手席で、

景色を見て過ごすことができました。

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神戸につくとまた、晩ご飯の時間です。

家の近くに、うどん屋さんがあり、

松葉博雄は親子丼を頂きました。

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リッキー君は、昨日今日と、

ぐずり泣きもなく、大変よい子でした。

和食も、お好み焼きも、

桂馬の蒲鉾も、まだ頂けませんが、

間もなく、お食い初めの時期を迎えます。

少しずつ、美味しいものが待っています。

2011年3月4日(金)


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