夫婦の好みは違って当たり前。朝食から見える距離感 合わせすぎない心地よさ
夫婦の好みは違って当たり前 パン派の奥さんと和食派の私。朝ごはんで学んだこと 合わせすぎない夫婦関係は、朝食から始まる
合わせすぎない心地よさ――パン食の朝食を楽しむ奥さんを見て
夫婦とは不思議なものです。
長く一緒に暮らしていても、
好みがぴったり一致することは、
そう多くありません。
食べ物の好みも、その一つです。
一般的には、旦那にまだ力があるうちは、

奥さんが旦那の好みに合わせてくれる――
そんな家庭も少なくないのではないでしょうか。
朝食一つ取っても、違いははっきり出ます。

パンなら、トーストとコーヒーで手早く済みます。
忙しい朝、奥さんにとっては楽な献立です。
しかし、旦那が和食党となると話は別です。
味噌汁を作り、炊きたてのご飯を用意し、
焼き魚に漬物まで並べるとなると、
朝から一仕事になります。
だからこそ、たまには奥さん主導の朝食も、

旦那には「我慢」が必要なのかもしれません。
私はというと、
奥さんがパンの朝食を楽しむ日は、
食べずに、ただその様子を見ているだけです。
パン食の朝ごはん

奥さんはパンの朝食が好きです。
洋食が恋しくなると、
自分の好みに合わせた朝食を、
楽しそうに用意しています。
今朝は、くるみパンに野菜サラダ、
そして季節のフルーツ。
見た目にも、栄養のバランスにも優れた朝食です。
この日は、沖縄の知人から届いた

宜野座村・球屋さんの活車海老がありました。
茹でた車海老を一皿添えると、

素材の良さが際立ち、
朝食全体が一段、格上げされたように感じられます。
さらに、遠藤青汁。

週に二度、娘である院長が届けてくれています。
国産ケール100%の老舗の青汁で、
リンゴが加えられているため、
そのままでも飲みやすいのが気に入っているようです。
でも、私は全くの苦手で、
まだ飲んだことがありません。
和洋折衷という不思議な組み合わせ
パン中心の朝食であっても、
寒くなってくると、自然と粕汁の出番が増えます。

なぜか、
パンの朝食でも、粕汁だけは「別格」。
和洋が交わる少し不思議な取り合わせですが、
この一杯があるだけで、
朝の身体がじんわり温まり、
心まで目覚めるような気がします。
食器にも、好みが現れる

奥さんのこだわりは、食事だけではありません。
食器にも、はっきりと好みが表れます。
角皿とお茶碗は、ロイヤルコペンハーゲン。

市川海老蔵(現・市川團十郎白猿)のブログにも
よく登場する器だそうです。
「角皿に朝ご飯を盛り付けているの、海老蔵と一緒だわ」
そう言って、嬉しそうにしています。

青と白のブルーフルーテッドの柄は、
朝食の彩りを、さらに引き立ててくれます。
棚に飾るのではなく、
日々の食卓で使う。
使うほどに、その良さが分かる器なのだと思います。
夫婦だからこそ、合わせすぎない

主婦の立場からすれば、
夫婦それぞれが「食べたいもの」が違うというのは、
悩ましい問題かもしれません。
それでも、
長年連れ添ってきた夫婦だからこそ、
朝食くらいは、
それぞれが食べたいものを口にしても良いのではないか。
無理に合わせすぎない。
でも、否定もしない。
そんな距離感が、
今の暮らしには、ちょうど良いのかもしれません。
甘いものに関しても、我が家は正反対です。
奥さんは甘党。
私はケーキも和菓子も洋菓子も、一切食べません。
それでも、
二人で共通して楽しめるものがあります。
それが、フルーツです。
好みが違っても、
どこか一つ、交わる場所がある。
夫婦とは、
案外それだけで、うまくいくものなのかもしれません。
