佐賀銘菓「小城(おぎ)羊羹」食べ比べ|老舗と人気店の“甘味対決”で見えた驚きの違い
佐賀銘菓・小城羊羹を食べ比べ 老舗の味から人気店まで、甘味の奥深さを堪能しました

「佐賀県小城(おぎ)市」は
“羊羹のまち”として知られています。

先日、わが家に偶然、
2つの小城羊羹が同時に届きました。

せっかくの機会なので、
老舗の味と人気店の羊羹を
“食べ比べ”してみました。

結果、驚くほど個性が違い、
奥深い甘味の世界を実感しました。
🏯小城羊羹とは?
佐賀県小城市は、
江戸時代に小城鍋島藩の城下町として栄えた町。
今では「九州の小京都」とも呼ばれ、
桜と羊羹の名所として知られています。
中でも「切り羊羹(断ち羊羹)」と呼ばれる、
表面がシャリッ、中がしっとりの
食感は全国でも珍しい伝統製法です。
![]()
(画像引用:Wikipedia「切り羊羹」)
小城羊羹の特徴は
全国的には長期保存ができるラミネート包装の
羊羹が主流ですが、
小城市では木箱に流して固め、
包丁で切り分ける伝統製法
「切り羊羹(断ち羊羹・昔ようかん)」が
多く残っています。
この製法では表面に砂糖の結晶ができ、
外はシャリッと、中はしっとりとした
独特の食感が楽しめます。
🍡食べ比べ① 明治32年創業「村岡総本舗」
神戸阪急で購入した、創業120年の老舗。
「小城羊羹」という名を
最初に使ったといわれる“名付け親”です。

(画像引用:村岡総本舗HP)
今回味わったのは「本練」「小倉」「抹茶」の3種類。

本練

小倉

抹茶
どれも上品な甘さで、
特に抹茶はお茶との相性が抜群。
奥さんのイチ推しもこちらでした。
🍶食べ比べ② 明治38年創業「八頭司伝吉本舗」
「八頭司伝吉本舗」(やとうじでんきち)

(写真出典:八頭司伝吉本舗HP)
「味の散策 つれづれ」は、
夜桜、本練、抹茶、栗菓、桜雲の5種類です。
夜桜・桜雲など、名前に“桜”が多いのが特徴。
桜の名所・小城市らしい華やかな彩りで、
見た目にも楽しく、味はやや濃厚な仕上がり。
伝統の中に遊び心が感じられます。

☕会社でも大好評!
会社の打ち合わせ時にお茶菓子としてお出しすると、

「これはおいしい」
「懐かしい味」と好評でした。
上品な甘味は、緑茶との相性が最高。
日本茶の香りを引き立てる
“静かな贅沢”を感じました。
📜まとめ|“羊羹のまち”の味を旅するように
同じ「小城羊羹」でも、
店ごとに甘さや食感がまったく違う。
明治から続く伝統と、
新しい挑戦が共存しているのが魅力です。
食べ比べてみて
ちらもとても美味しかったのですが
奥さんの好みは、甘さ控えめの
村上総本舗に軍配が上がったようです。

小城市を旅する際は、
ぜひ“食べ比べ”を楽しんでみてください。