10月10日は目の愛護デー あなたの目は大丈夫? アイフレイルチェックリスト
投稿No:10353
10月10日は目の愛護デー 未来の見え方を守るために アイフレイルチェックで早めのケアを
10月10日は「目の愛護デー」です。
この日は、目の健康に関心を持ち、
目を大切にしようと
呼びかけるために制定されました。
昭和22年(1947年)に日本眼科医会が提唱し、
70年以上にわたり啓発活動が続けられています。
「10」と「10」を横に並べると
「目」に見えることから、
この日が選ばれたと言われています。
現代はスマートフォンや
パソコンの長時間使用で、
目を酷使している人がとても増えています。
さらに年齢を重ねると、
目の機能は少しずつ低下していきます。
そこで近年注目されているのが
「アイフレイル」という考え方です。
アイフレイルとは、視力の低下や見え方の変化など、
目の機能が少しずつ衰えている状態のことです。
病気と診断される前の段階ですが、
そのままにしておくと生活の質に
影響を及ぼす可能性があります。
あなたの目は大丈夫でしょうか?
『アイフレイルチェックリスト』
を使えば簡単に確認できます。
✅ 新聞や本の文字が読みづらくなった
以前は問題なく読めていた新聞や本の文字が、
最近はかすんで見えたり、
ピントを合わせづらくなっていませんか?
照明を明るくしないと読めない、
手元を少し離さないと文字がはっきり見えないなど、
こうした変化は加齢による
調節力の低下(老眼)のサイン
である場合があります。
✅ 夕方になると見えにくい
朝は問題なく見えていたのに、
夕方になると文字や景色が
ぼやけると感じることはありませんか?
一日の終わりにかけて目の筋肉が疲れて
ピントが合いにくくなったり、
暗がりでは光を取り込む力が弱くなって
見づらくなることがあります。
こうした症状は目の疲労や
加齢のサインかもしれません。
✅ まぶしく感じやすくなった
日中の太陽光や夜間の車のヘッドライトが
以前より強く感じるようになっていませんか?
光をまぶしく感じる「羞明(しゅうめい)」は、
角膜や水晶体の変化、またはドライアイによって
起こることがあります。
サングラスを常にかけたくなるほどなら、
注意が必要です。
✅ メガネを掛けても良く見えないと感じる事が多くなった
きちんとメガネをかけているのに、
以前よりピントが合わない、
はっきり見えないと感じることはありませんか?
度数が合っていないだけでなく、
白内障や網膜のトラブルなどが
隠れている場合もあります。
✅ はっきり見えない時にまばたきをすることが増えた
見えにくさを感じたとき、まばたきをすると
少し楽になることはありませんか?
これは涙の量や質が不安定になり、
角膜表面が乾燥して見え方が
一時的に悪くなっているサインかもしれません。
✅ まっすぐの線が波打って見えることがある
新聞の文字や格子状の線を見たときに、
まっすぐなはずの線が
ゆがんで見えた経験はありませんか?
加齢黄斑変性など、網膜の中心部分に
異常が起きている可能性があるため、
早めの検査が必要です。
✅ 段差や階段が危ないと感じたことがある
足元の段差や階段の高さがつかみにくく、
踏み外しそうになったことはありませんか?
視力や立体視の低下、
または視野の変化によって起こることがあり、
転倒リスクにもつながります。
✅ 信号や道路標識を見落としそうになったことがある
運転中に信号の色や道路標識を認識するのが
遅れたことはありませんか?
視力の低下だけでなく、
視野やコントラスト感度の低下が
影響している可能性があり、
交通安全にも直結します。
✅ 食事の時にテーブルを汚すことがたまにある
食事中にお皿やコップの位置が分かりにくく、
うっかりこぼしてしまった経験はありませんか?
視野の一部が見えにくくなっていたり、
距離感がつかみにくくなっている
サインかもしれません。
小さな変化に気づくことが、
目の健康を守る第一歩です。
チェックリストで
2つ以上当てはまった方は要注意 です。
目の機能は年齢とともに
少しずつ変化していきますが、
初期のうちは自分では
気づきにくいことも多いものです。
「ちょっと見えにくいけど大丈夫だろう」
と放っておくと、症状が進んでしまい、
日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。
アイフレイルは、早めに気づき、
正しいケアをすることで進行を防いだり、
生活の質を守ることができます。
定期的な眼科受診で
専門医にチェックしてもらうことが、
目の健康を長く保つ一番の近道です。
アイフレイルは、
誰にでも起こり得る目のサインです。
「少し気になるかも」と思ったら、
そのままにせず、
眼科での定期検診を心がけましょう。