どこからが三宮で どこからが元町? 境界線は綱引きで決定します 「京町筋から西を元町」

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どこからが三宮で どこからが元町? 境界線は綱引きで決定します

神戸の中心街を歩いていると、

気がつけば三宮から元町へ、

あるいはその逆へと

自然に足を運んでいます。

もちろん住所上は「三宮町」と

「元町通」があり、行政的な境界は

最初から明確に決まっています。

しかし、繁華街としての

三宮と元町の

“どこからどこまで”という境界は、

実ははっきりしないまま今日まで来ました。

そこで、あいまいな境目を、

綱引きで決めようという

面白いイベントが開催されたようです。

お休みの日に

その様子がニュースに流れてきました。

会場は三宮中央通りです。

三宮側と元町側に分かれて、

五本勝負の綱引きが行われました。

参加したのは、地域の方々や

近隣のお店の人たち、

戸にゆかりのある大人や子どもたちです。

三宮と元町チーム、

合計260人が集まったそうです。

笛の合図とともに、

一斉に声を合わせて綱を引いています。

沿道からは「がんばれ!」と

大きな声援が飛び交い、

熱気に包まれていました。

結果は元町側が、四勝一敗で勝利です。

今回の綱引きによって

「京町筋から西を元町とする」

という象徴的な境界が定められました。

勝敗が決まった瞬間には

拍手と歓声が湧き上がっていました。

神戸での生活はもう長くなりますが、

三宮と元町の境界はどこなのかという問いには、

これまでいつもあいまいなままでした。

このあたりから雰囲気が元町っぽいなどと、

その時々で感覚的に線を引いてきたのです。

それが今回の綱引き大会によって、

ついに象徴的な境界線が決まったので

わかりやすくなったと思います。

この綱引きは

三宮・元町周辺の

商店街組合役員や百貨店店長らが、

飲み会をきっかけに意見を出し合い、

有志でこの実行委員会を

立ち上げたという背景があるそうです。

飲み会での話が、

実行委員会を立ち上げ、

多くの市民や商店街の人々を巻き込み、

ついにはニュースになるほどの行事へ

大きくなるとはすごいことです。

こうして

地域が盛り上がるのは、

とても良いことだと思います。

神戸の街も時代の流れとともに、

商店街や市場の店舗が減り、

人口も少しずつ減少しています。

元気な動きが街全体に広がり、

さらに魅力ある神戸へに

なっていってほしいものです。

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