ジャパニーズ・バナナ(芭蕉)の株分け 庭を沖縄風に 淡路市の庭がバナナの林に
投稿No:10395
ジャパニーズバナナ(芭蕉)の株分け ― 沖縄の風を庭に再生する
沖縄に行くと、
あちこちでバナナそっくりの
芭蕉の群生を目にします。
芭蕉は古くから芭蕉布の
原料として使われてきた植物で、
学名には「ジャパニーズ・バナナ」と呼ばれるほど、
バナナに近い存在です。
沖縄ほどの亜熱帯気候でなくても、
芭蕉は淡路市でも元気に育ちます。
数年前、苗を株分けして庭に植えてみると、
立派に育ち、見た目はまるでバナナ。
しかもバナナのように実をつけます。
ただし、その実は残念ながら食べられません。
芭蕉は年々新しい芽を出し、
次々と株が増えていきます。
私はその株を分けて、
淡路市大磯の別の場所に株分けしました。
株分けした芭蕉は、
直ぐに伸びてきました。
大磯の庭から
淡路市岩屋の庭にも株分けしました。
さらに新しく手に入れた
棚田跡地へと広げてきました。
植えて数年も経つと、
緑濃い葉が風に揺れ、
庭が一気に南国の趣を帯びてきます。
淡路市岩屋の棚田跡地は、
食べ物を植えると
夜な夜なイノシシがやってきて
掘り返してしまう場所です。
フリージアの球根さえ食べられてしまいました。
しかし、バナナのように見える
芭蕉には被害がありません。
安心して育てられ、
やがて南国的な林を思わせる景観が広がっていきます。
冬になると大きな芭蕉の葉は枯れてしまいますが、
春になると再び力強く若葉が伸びてきます。
その姿はまるで、沖縄の風景を
ここ淡路で再生しているかのようです。
これからも芭蕉の株分けを重ね、
庭に沖縄の雰囲気を
少しずつ広げていきたいと思います。