ニコンエシロール 累進レンズの勉強会 一本のメガネで遠くから手元まで カバーできるレンズ
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ニコンエシロール 累進レンズの勉強会 一本のメガネで遠くから手元まで カバーできるレンズ
先日、ニコンエシロールの
野崎和さんが来社され、
累進レンズについての勉強会を
開催してくださいました。
現代では、パソコンや
スマートフォンの使用、家事や外出など、
ライフスタイルがどんどん多様化しています。
それにともない、メガネに
求められる機能も変わってきました。
特にちょっとした
見えにくさを感じ始めるのは、
年齢や環境の変化とともに、
誰にでも起こりうることです。
今回の勉強会では、
そんな日常の見えにくさに
寄り添う累進レンズについて、
基本的な構造から設計ごとの違いまで、
幅広く学びました。
お客様の生活スタイルや
使用シーンに合わせたご提案ができるよう、
丁寧にご指導いただきました。
いつものことながら
店舗も眼科も営業中なので、
数回に分けての開催です。
何回も大変かと思いますが、
一組一組、丁寧に説明をしてくれました。
累進レンズとは?
今回の勉強会のテーマである、
累進レンズとはなんでしょうか?
累進レンズとは、
遠く・中間・近くと、
複数の距離に自然にピントを
合わせることができる多焦点レンズです。
レンズに段差がなく、
見た目は普通のレンズと変わりませんが、
視線を上下に動かすことで、
遠くから手元まで
スムーズに見えるのが特長です。
メガネ市場全体の
金額ベースで見ると、
45歳以上の方が約67%を占めている
というデータがあります。
そして今後も、60歳以上の人口は
さらに増加していくと予想されています。
その一方で、見え方に関する悩みを
我慢しながら生活している方が
多いのが現状です。
例えば、手元を見るために
専用の老眼鏡をかけたり、
遠くを見るためのメガネの
度数をあえて弱めたりなど、
どこかを犠牲にして、
使い分けたり工夫しながら
日々を過ごしている方が
たくさんいらっしゃいます。
ニコンエシロールの
アンケート調査によると、
老眼が原因で諦めてしまった趣味や
楽しめなくなったことがあると
答えた方が多数を占めたそうです。
また、現代では
60歳を過ぎても仕事を続けている方が多く、
60%以上の方が就労を
継続しているというデータもあります。
さらに、スマートフォンや
パソコンの利用も一般的になり、
シニア世代のライフスタイルそのものが
大きく変化しているのが現状です。
こうした変化により、
見え方に求められるニーズも
ますます多様化しています。
そこで、見えにくさを我慢せずに、
一本のメガネで遠くから
手元までカバーできるのが、
累進レンズです。
毎日の暮らしの中で、
見ることにストレスを感じず、
自然な視界で過ごすための選択肢です。
しかしながら、
実際に累進レンズを使っている方の
割合は、決して多くありません。
見えにくさは年齢のせい、や
老眼鏡で十分、と我慢している方が、
まだまだたくさんいらっしゃいます。
理由としては、「慣れが必要」
「価格が高い」「仕組みがわかりにくい」
といったイメージに加え、
量販店では十分な説明や
体験の機会が少なく、最適な老眼対策を
提案できていないケースが多いことも
背景にあります。
だからこそ、
専門性と丁寧な対応が求められる店舗が
果たすべき役割は、これからますます
大きくなっていくと感じています。
我が社では、オーダーメイドレンズ測定器
「ビジオフィス2」を導入していて、
一人ひとりの顔の形や視線の動きに合わせた、
最適な累進レンズのご提案が可能です。
また、実際の見え方を体験できる
専用コーナーも設置してあるので、
お客様が安心して
選んでいただける環境を整えています。
こうして勉強会を重ねながら
スタッフの知識を深めることで、
お客様一人ひとりにとって最適なメガネを、
安心して選んでいただけるよう
我が社も、日々努力を
続けていきたいと思います。