淡路市釜口 レストラン「アメリカ」閉店 43年間お疲れ様でした!

投稿No:10220

淡路市釜口 レストラン「アメリカ」閉店 43年間お疲れ様でした

淡路市釜口にある

レストラン アメリカ」へ立ち寄りました。

今回も、いつものように、

プールでひと泳ぎを終えてから、

少し遅めの昼食を食べようかと

ふらっと立ち寄っただけでした。

店内に入ると、いつものように

レトロで落ち着いた雰囲気です。

レストラン アメリカの場所は

淡路市の釜口で、巨大観音像があった麓です。

観音像の麓で

レストランアメリカを営む庄司功さんは

観音像とほぼ同時期に店をオープンさせました。

観音像が完成した間もないころは

多くの観光客が訪れたそうです。

時代の流れとともに

周囲の景色は変わりましたが、

レストランアメリカは変わらず

ここでずっと営業していました。

何度も訪れていたので、

お店のママさんとはすっかり顔見知りです。

しばらくすると、店主のママさんが

私の席までお水を持ってきて、

少しお話をしました。

少し世間話を交わした後、

「実は、明日でお店を

閉めることになったんです」と

打ち明けられたのです。

まさか、そんな突然の告知とは思いもよらず、

とても驚きました。

どうやら、閉店を決めたのは

行った日の前日だそうです。

そこから2日間だけ

営業して閉めるとのことで、

つまり、お客さんに伝えられる猶予は

わずか2日間しかなかったのです。

常連さんには事前に伝えていたそうですが、

一般のお客さんはビックリした事と思います。

そんなに急に

幕を下ろすことになるとは、

まったく想像していませんでした。

理由を聞いてみると、

店主ご夫婦で営んできたこのお店ですが、

43年という長い年月が経ち、

体力的にも限界を感じていたとのことです。

43年間、夫婦で

レストランを切り盛りするというのは、

実際には並大抵の努力では

成し遂げられないことです。

私も、奥さんに足せ蹴られながら

54年、コンタクトレンズの

小売販売店を維持してきたので、

その御苦労は分かります。

レストランアメリカで

最後の注文です。

最後となるとどれにしようか

とても悩みますが、

これまで何度も注文してきた

カレーライスにすることにします。

奥さんはハンバーグです。

見た目も味も、

昔ながらのスタイルで、

奇をてらうことのない、素朴なカレーです。

これが好きなのです。

何度も食べたことがある、

なじみのある味です。

奥さんのハンバーグも美味しそうです。

ハンバーグの上には

ベーコンが乗っています。

変に気取らず、

昔ながらの美味しさで、

こうして馴染み深い料理を、

ずっと変わらないスタイルで

提供し続けてきたからこそ、

幅広い世代のお客さんに

親しまれてきたのだと思います。

最後だと思うと、ちゃんと

味わっておきたいという気持ちになります。

最後に食べたこの料理にも、

43年分の積み重ねがあったのだと思うと、

感慨深いものがあります。

食後には、

コーヒーを頂きました。

このレストランアメリカには

とても立派な直火式焙煎機があって

自家焙煎したこだわりのコーヒーです。

直火式の自家焙煎で淹れたコーヒーは、

なんとも言えない香ばしさと、

深みのある味わいが特徴です。

この立派な焙煎機も

もう使わなくなってしまうと

もったいない気がして、

私も欲しいくらいですが、

これを維持するのは大変そうです。

レストラン アメリカは

店内に、蜂蜜の直売所もありました。

ここで売られていた蜂蜜は、

日本ミツバチが集めた希少な蜂蜜で

奥さんはよくここで、

蜂蜜を購入していたのです。

最後に、蜂蜜について聞いてみると、

最近では日本ミツバチの蜂蜜も

なかなか手に入りにくくなっているそうです。

日本ミツバチは、

古くから日本に生息してきた在来種で、

風味豊かな蜂蜜を

少量ずつ採取するのが特徴です。

現在、日本各地で

西洋ミツバチをはじめとする

外来種のミツバチが増えています。

ミツバチの外来種は採蜜量が多く、

養蜂業にとっては効率が良いのですが、

在来種である日本ミツバチにとっては

強力な競争相手です。

西洋ミツバチは性格も攻撃的で、

巣の奪い合いになれば

日本ミツバチは負けてしまいます。

さらに、農薬の影響や環境破壊、

病気の拡大など、複数の要因が重なり、

日本ミツバチの生息数は

年々減少の一途をたどっているそうなのです。

今後は、この店舗を

居ぬきで貸すことも考えているそうです。

また、飲食店として使ったり、

企業の事務所やカフェ、直売所など、

いろいろな形で活用できそうです。

国道28号線沿いという立地の良さと、

駐車場も広々としているので、

すぐに、借り手は着くと思います。

私自身、54年間

会社を経営してきた立場として、

レストラン「アメリカ」のご夫婦が、

43年間にわたって

お店を続けてこられたことのすごさ、

そしてその裏にあるご苦労が、

痛いほどよく分かります。

商売を続けるというのは、決して

順風満帆なことばかりではありません。

良い時もあれば苦しい時もあり、

毎日の積み重ねの中で、

さまざまな選択と決断を

迫られることも多かったことと思います。

ましてや、

ご夫婦二人三脚で、休みなく厨房に立ち、

接客をし、仕入れをし、

すべてを自分たちの手で

まわしてこられた日々には、

想像を超えるような努力と根気があったはずです。

それでも、お客さんには

いつも変わらぬ笑顔で接し、

また来たい、と思わせてくれる空間を

作り続けてこられたことは、

まさにご夫婦の真心と

誠実さのあらわれだと思います。

飲食業界は開業数が多い一方で、

廃業率も非常に高い業種です。

開業から1年以内に約30% が閉店し、

3年以内に50%、10年以内に約90%が

廃業してしまうと言われています。

飲食店を43年続けるには、

単に「料理が美味しい」だけでは足りません。

地域に愛される存在であることが

とても大切です。

43年間という歳月で

積み上げられてきたものの重みは

計り知れません。

私も経営者として長年歩んできたからこそ、

その凄さがよく分かるのです。

お店を続けるというのは、

日々の小さな積み重ねの連続です。

それを休まず、丁寧に、誠実に

続けてこられたご夫婦に、

心から敬意を表したいと思います。

これからはゆっくり休んで欲しいです。

長い間、本当にお疲れさまでした。

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