【社長経営学】67:採択までの長い道 博士になるには大変なんです。 文系博士は大変なんです。
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採択までの長い道 博士になるには大変なんです。 文系博士は大変なんです。【社長経営学】67
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採択までの長い道
学会発表が終わると、内容に基づいて、
一字一句に推敲を重ねながら、
仕事のあと毎晩遅くまでパソコンに向かい、
投稿論文を作成しました。
1本の査読付き投稿論文が
学会誌に掲載されるまでには、
長い期間がかかっています。
学会に要旨を書いては全国大会に応募して、
事前審査に合格すれば学会発表を行い、
そのあと投稿論文の作成を
3カ月程度かけて行います。
学会に論文を投稿すると、
しばらくして返信があります。
採択されるか、修正の上で採択されるか、
採択拒否かの3択です。
無条件で採択されることは、
ほとんどありません。
多くは修正の上採択か、
もしくは不採択になります。
修正の場合は、
匿名査読者とのやり取りがあります。
修正を経て採択されると、
やっと学会誌に掲載される訳ですが、
採択率は40パーセントから50パーセントです。
採択までには早くても1年はかかります。
経営行動科学学会には、
査読論文のルールがあります。
そのルールを守って、
投稿しないと受理されません。
一般的には、新規性、独自性、
新らしい知見、優れた先行研究への貢献、
外国文献からの引用、
明らかにしたいこと、
論理展開などが求められます。
博士になるには大変なんです。
文系博士は大変なんです。
新規性、独自性、新らしい知見、
優れた先行研究への貢献、
外国文献からの引用、
明らかにしたいこと、等を求められるからです。
博士課程に入り、早くも1年経過です。
査読付投稿論文が作成されるまでには、
何度も何度もゼミで報告し、
指導教授からアドバイスを受け、
少しずつ前に進んでいます。
経営学会にも投稿の準備
論文の構想の研究途中です。
漠然としている概念を、論文にするには
問題意識をはっきりさせる必要がありますが、
文章化するには、
まだ頭の中が整理できていません。
そこで、何を言いたいのか、
何を明らかにしたいのか、
ゼミで報告して、先生から指摘を受けることで
創発のきっかけとしたい、そんな期待があります。
図書室に行って、
何かめぼしい資料が入っていないか、
新刊書を見ます。借りていた本も返します。
明石芳彦先生のゼミの
報告の当番の日は
およそ60分ぐらい報告した後、
90分ぐらいのご意見を頂くことになります。
事例研究なので、
具体的な経営戦略を解き明かしながら
先行研究を紹介しながら
論文のフレームとなる理論を組み立てていきます。
報告をして、問題点の整理をするために、
明石芳彦先生から、
いろいろと指摘があります。
もやもやっと、していた問題意識が
少し整理できました。
概要が固まれば、文章化も進みます。
ゼミが終わった後は、
地下の居酒屋さんで、
よく懇親会をしていました。
家に帰りつくのは、夜中になることが多いです。
これから、ビールと晩御飯です。
奥さんを相手に、今日のゼミの話をしながら、
要点を整理すると、忘れないようにすぐに
パソコンに向かって、記録を残しておきます。
真夜中の研究活動になります。