大國寺の本堂は、文化財保護と、歴史的な研究のために、昭和41年に一度解体され、もう一度組み変えて、補強もされたそうです。
安産祈願に天台宗と真言宗のお寺に、お参りします。紅葉狩りと兼ねて、食材も豊かな丹波地区にいってきます。 丹波篠山日帰りツアー(4)
とってもありがたい、何しろ重要文化財に指定された仏像を、すぐ傍で拝観できて、直接、阿弥陀如来と、医学に関する、薬師如来に、安産のお願いしました。
そのあと、住職さんの親切なご案内で、お堂の裏の方も見せてもらいました。
このお堂は、文化財保護と、歴史的な研究のために、昭和41年に一度解体され、もう一度組み変えて、補強もされたそうです。
お堂の床を覗いて見ると、高床式に床と土間の間に空間がとられて、空気の通風がよくなっています。
お堂のデザインは、遠近法を使って、正面に力点が置かれ、お堂の後方は、広がりを持って見えます。
住職さんは、次の参拝客に、目がいっています。新たな拝観者が、受付近辺に現れています。
住職さんのお話では、あと一週間で、紅葉が染まり、銀杏の葉が落下してきて、境内に絨毯のように広がり、この二つのコントラストが、参拝客にも、この世の極楽浄土を演出しているように見えるそうです。
つまり、あと一週間したら、もう一度いらっしゃいと言うことです。なかなか、お上手な説明でした。
これから、お弁当を食べる場所を探します。お堂の周りに、毛氈を引いたお茶席があり、そこは、日が差して、晩秋というより、初秋の日の強さで、暑そうなので、別の木陰を探し、ベンチがあったので、そこでお弁当を広げることにします。
確かに、あと一週間もすれば、燃えるような紅葉になりそうです。紅葉が燃えて、銀杏の葉が絨毯を敷き、秋の日差しがあたれば、大國寺には、この世とは思えない極楽浄土が一瞬現れそうです。
2010年11月4日(木)