私にもできる「花と緑の街づくり」淡路市岩屋の 自分の住む場所から「花と緑」を育む一歩
投稿No:10078
私でもできる!「花と緑の街づくり」 淡路市岩屋の自分の住む場所から「花と緑」を育む一歩
目指すは水仙の咲く丘
蒔かぬ種は生えぬ
蒔かぬ水仙は咲かず
水仙を咲かすには、球根の植え付けから
淡路市岩屋の雑草地を整備して
水仙の球根をバケツ1杯分植えました。
冬を越すと、水仙が花開くことを
球根を植えながら、夢見ています。
私が以前通っていた
淡路景観園芸学校では、
「花と緑の街づくり」という理念が
教育の中心に据えられていました。
学校で学んだことの中で、大きなものに
自然との共生を感じられる環境
を作ることの大切さがあります。
それは特別な場所でなく、
まずは自宅や地元でこそ、
取り組んでほしいと先生方に教わりました。
私も暮らしの中で、
「自然とともに生きる」というテーマが
年々大切に感じられるようになっています。
そこでまず取り組んだのは、
自宅隣地の耕作放棄地の棚田に、
果樹園を作ることでした。
この土地は、もともと
荒れ果てた状態でしたが、少しずつ整地し、
果樹の苗木を植えました。
現在では、収穫できるほどに
順調に成長しています。
ユリとフリージアの花畑も作ります。
そして次に取り組んだのが、
棚田の上部に広がる雑草地帯の整備です。
この一帯は、
手つかずのままで毎年雑草が生い茂り、
荒れた風景を作り出していました。
そこで、雑草を取り除き、
土を耕して、新しく植物を
植える準備をしたのです。
ここは、棚田の上に位置する通り道です。
棚田の上部に広がっていた
荒れ地のような雑草地帯も、
「花と緑の街づくり」の理念に従い、
もっと魅力的な空間に変えようと考えたのです。
ここには何を植えようか
色々と考えましたが、
ここに植えるのは、水仙に決定です。
水仙は、私の好きな花の一つです。
そこで、バケツ一杯の
水仙の球根を用意しました。
植える予定の場所は、畝を作り、
さっそく、作業開始です。
ここが綺麗な水仙畑になるように、
期待しながら植えていきます。
春に咲く花の姿を思い浮かべながら、
一つ一つに願いを込めるような気持ちです。
淡路島は水仙の名所として知られています。
淡路島は水仙の育成に最適な条件が
揃っているのです。
淡路島は瀬戸内海式気候で、
冬の気温が比較的温暖で、
寒暖の差が大きくありません。
水仙は寒さに強いものの、
暖かい日がある環境が生育を助けるため、
この温暖な気候が適しています。
さらに、海沿いに位置する淡路島では、
適度な湿気と海風が保たれやすいので、
土壌の乾燥を防ぎます。
水仙は湿気のある土壌を好むため、
この条件も育成に良い影響だそうです。
地味な作業ですが、
一つ一つ、球根を植えていく作業は
とても大変です。
目に見える成果が、
すぐに得られるわけではありませんが、
来春、2~3月ごろに花を咲かせる予定です。
冷たい土の中で冬を越え、
やがて暖かな春の日差しに照らされて、
黄色の花が一面に広がる光景を思うと、
少し胸が高鳴ります。
この水仙の花が咲き誇ったら、
道を行く人々が足を止め、
少しでも心が和らぐ瞬間が訪れたら、
とても嬉しく思います。
この取り組みが小さな一歩であっても、
誰かの心に響き、少しでも
生活を彩る存在になれたらと願いながら、
これからも自然と向き合い、
心を込めて手入れを続けていきたいと思います。