「睡蓮は泥より出でて 泥に染まらず」と 「朱に交われば赤くなる」 環境と成長の相反する二面性
投稿No:9962
「睡蓮は泥より出でて泥に染まらず」と「朱に交われば赤くなる」「睡蓮と朱:環境と成長の相反する二面性」
睡蓮の花から 思いついたきっかけは
スイレンの池は、元々棚田として利用されていたので、
少し土地を掘ると、水が湧き出てくる場所があります。
雨の後は、ぬかるみで、
水たまりのような沼地の池ができたので、
泥池を作って、ドジョウを購入して放流し、
ドジョウの池を作りました。
(過去ブログ:安来節の どじょう掬いを目指して ドジョウを飼う)
その時、一緒に
花が咲いたらいいなと思い、
睡蓮の苗を浮かべてみました。
その睡蓮がついに、花が咲いたのです。
少し濃いピンクの睡蓮で、とても美しいです。
ドジョウのために作ったこの池は、
これまでは静かで和やかな場所でしたが、
睡蓮の花が咲いたことで、趣が一層増しました。
睡蓮の花が咲いたのは、まだ一株だけですが、
他にも、色々な種類の蓮を浮かべてあります。
他の株も、綺麗な花を咲かせてくれるでしょうか。
睡蓮を育てるには、
いくつかポイントがあります。
蓮とスイレンは水中で育つ植物です。
根がしっかりと水中に浸かるようにし、
30~60cmほどの、適切な水深が必要です。
浅すぎると根が乾燥し、
深すぎると成長が遅れます。
また、蓮とスイレンは栄養豊富な泥状の土壌を好みます。
粘土質の土で、肥沃な泥が理想です。
睡蓮の成長時期は春から夏にかけてで、
夏から秋にかけて花を咲かせます。
温暖な気候を好むため、
冬季には睡蓮の成長が止まるそうです。
この池は、そもそも
ドジョウを飼うための池ですが、
スイレンを浮かべることで、
池の生態系にも良い影響があるのです。
睡蓮の葉が日差しを和らげ、
水温の上昇を防いでくれるため、
ドジョウたちも快適に過ごせているはずです。
また、スイレンの根が
水中の栄養を吸収することで、
水質の改善にも役立ちます。
睡蓮と言えば、淡路市東浦に
本福寺 水御堂というお寺があります。
水御堂は通常のお寺とは少し違った
建物の構造になっていて、
なんと、本堂の屋上部分が睡蓮池になっています。
本福寺は、淡路市にある真言密教の寺院で
真言宗御室派の別格本山です。
平安時代後期に創建された寺院で、
本尊の薬師如来像は、淡路市の
重要文化財に指定されています。
本堂を目指して雑木林を抜けると、
寺院の設計と建築は初めての
世界的建築家の安藤忠雄さんが設計した、
本堂が見えてきます。
権力の象徴である大屋根がなく、
替わりに蓮の花が咲く水盤があり、
その中へ入る構造になっています。
(過去ブログ:淡路市東浦 本福寺 水御堂へお詣り)
我が家の蓮も
今年浮かべたばかりですが、
いずれ、水面にたくさんの蓮の花が
咲き誇って欲しいと思います。
睡蓮は元々、インドの植物です。
古代インドのヒンドゥー教でハスは
特徴的なシンボルとして何度も登場します。
また、仏教にもハスは蓮華として、
経典に引用されています。
睡蓮の花は、仏教では、
心の落ち着いた状態である「平安」を意味します。
に咲く花は、たいてい蓮の花です。
蓮とスイレンは違いますが、よく似ています。
なので、スイレンを見ていると、
心が落ち着くような気がするのです。
来年以降、この池は
ドジョウだけでなく、
様々な生き物の棲み処として、
また、綺麗は蓮の花が咲く蓮池として、
どんどん成長できたらいいなと思っています。
お世話もそれなりに大変ですが、
目標に向かって、しっかり、
管理していきたいと思います。