岡山県真庭市玉泉寺 隕石を触り、お願い事をすると 願いが叶うそうです 本当かな?
岡山県真庭市玉泉寺 隕石を触り、お願い事をすると願いが叶うそうです 本当かな? 隕石を触ってみました。隕石は、本物だそうです。隕石にお願いをすると、願い事がかなうそうです。岡山県 湯原温泉ツアー(5)
岡山県真庭市玉泉寺の隕石
だまされたと思ってやれば、
案外だまされたと思ってやった事以上の
効果を手にいれる事があるかもしれません。
そんな思いも込めて、隕石を触りお願い事をしてみました。
今夜泊まる、湯原温泉 郷緑館に、
まだチェックインには速すぎると言われたため、
周辺をドライブすることにします。
14時について、16時からの受付なので、
ドライブの予定はおよそ2時間です。
どこに行こうかなと考えて、思いついたのは、
この奥にある蒜山高原か、
玉泉寺のどちらかになります。
蒜山高原に2時間でドライブするには、
やや無理があり、玉泉寺にしました。
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川沿いに沿って、山奥に進むと、
ビニールハウスが並んでいます。
何を栽培しているのか覗いて見ました。
ここは、トマトを栽培しているようです。
青々とした立派なトマトがなっています。
採りたてのトマトがほしくなり、
ビニールハウスにいる人を探すと、
おじさんがちょうどトマトを収穫しています。
トマトを分けてくださいとお願いしても、
直販はしないと言います。
神戸から来たんですから、
そこを何とか・・・と食い下がると、
「うちのために神戸から来たんじゃぁなかろうが」と…、
この一言に絶句。
確かに、このビニールハウスのために、
トマトがほしくて来たのではありません。
通りすがりに見つけたトマトなので、あきらめました。
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さらに、川に沿って、山奥に進んでいくと、
道幅はどんどん狭くなり、
もし、対向車が現れると、片方は、左手側は、
一歩誤ると、川に落ちてしまいそうな細道です。
対向車がきませんようにと、
ただただ、祈りながら進みます。
途中、真庭市教育委員会が作った、案内板がありました。
車を停めて読んでみると、
どうやら、江戸時代の百姓一揆の内容でした。
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凶作があると、年貢米が納められず、
年貢米を取り立てられると、食べるものもなくなり、
ついには、百姓一揆が起こります。
一揆を起こすのも命がけで、捕まると、
打ち首、見せしめの重罪があることを覚悟の上です。
それでも、みんなのために、
年貢米の減額を願って一揆が起こります。
享保十一年のことです。
その山中一揆で、一揆を制圧するために、
一番軍力が集中的に投入されたのが、この地なのだそうです。
一揆を起こした、指導者は死罪となり、
この一揆で51名の死者を出しました。
この一揆参加した正義感あふれる七郎兵衛の死を悼み、
墓と「剣のみさき」を作って、祀ったそうです。
細い道を抜けて、玉泉寺に着きました。
駐車場から見える玉泉寺は、
比較的新しいお堂が、建っています。
それにしても山の中で、お寺の檀家の数が、
どのくらいあるのか、心配です。
案内書では、
玉泉寺は、ガン封じ・厄除けの寺と書かれています。
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駐車場に車を置いて、
ゆるやかなスロープを歩いて上がると、
スロープの左側には、お参りに来た人が置いていった、
お賽銭が続いています。
お賽銭は、ほとんどが1円玉です。
「鉄山地区圃場(ほじょう)整備事業記念碑」
という記念碑があります。
農業だけでは、この地方の事業はうまく行かなくなってきた、
高度経済成長期の1970年代に、
事業改革を行うべく、近隣の農家の理解を得て、
圃場(ほじょう)整備を行いました。
その大事業の成功を記念した、記念碑だそうです。
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事業成功の記念碑がありました。 |
玉泉寺に入ると、
わずか、数分で、玉泉寺の住職さんが出てきました。
誰かおまいりすると、すぐに住職さんに伝わるような、
隠れたシステムがあるようです。
「ご祈祷ですか?」「いいえ、お参りだけです」
「こちらにご案内します」「わざわざすいません」と、
住職さんに案内され、お堂に上がりました。
住職さんは、ようお参りになられましたと、
親切に言葉をかけていただき、
祭壇を見ると、お祀りしているのは、
大日如来で、宗派は真言宗でした。
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隕石が展示してあります。 |
座ってお参りする、
座布団のすぐ前に、隕石が展示してあります。
こては、本物ですと書いてあります。
そうすると、ハヤブサが宇宙から、
星の砂を持って帰ってきたように、
これは、宇宙から来たものです。
隕石に触れ、願いごとをすると叶うと書いてあります。
本当に、宇宙から来ただけの石で、
願いが叶うのでしょうか?
少し、触ってみると、皆さんが撫でているせいで、
隕石の表面は、ツルツルです。
少し、重量を推し量ってみると、
確かに重そうな手ごたえです。
こんな隕石が、地上に飛び込んでくると、
何キロ四方も土煙があがり、大変な状況だったと思います。
いつ落ちたのか、どこに落ちたのか、わかりません。
信者の一人が、玉泉寺に奉納したと、
住職さんから聞きました。
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玉泉寺についての、お話や、この地区、
真庭市鉄山地区の冬の厳しい寒さ、
雪がどのくらい積もるとかを、住職さんから聞いて、
そろそろお堂から退室します。
お寺の敷地内には、
めずらしい高野槙がありました。
さらに、10月だというのにあじさいも咲いています。
2010年10月7日(木)