冬も終わりそう、冷たい雨が春を呼び込む「雨水」 新たな生命を吹き込まれ 芽吹きの準備を始めます

投稿No:9804

雪が溶け始め、冷たい雨が春を呼び込む「雨水」 

二十四節気「雨水

年月を重ねるごとに、季節の移り変わりが

身に染みて感じられるようになりました。

今日は、二十四節気の雨水に当たる日です。

降る雪が雨へと変わり、

降り積もった雪や氷も溶けて水になる頃です。

雨水は、立春から数えて二番目の節気であり、

大体2月19日頃に訪れます。

この時期は、冬の寒さが徐々に和らぎ、

春へと移り変わる大切な転換点です。

寒いながらも徐々に

春へと変わっていく時期なのです。

山に積もった雪もゆっくりと解け出し、

田畑を潤します。

これにより、植物たちは

新たな生命を吹き込まれ、

芽吹きの準備を始めるのです。

昔から、雨水は農耕を始める時期の

目安とされてきました。

兵庫県では

まだまだ寒い日が続いています。

しかし、梅が咲き始めるなど、

春の気配を少しずつ感じ始めます。

寒い中に先がけて咲き始める梅は

春の訪れを感じさせてくれます。

立春の寒さのピークを越えた後の

小さな芽生えが次の季節の訪れを示しています。

(過去ブログ:南あわじ市 村上邸枝垂れ紅梅

私の住む淡路では、

雨水の今でもまだ、気温は低く、

冬の名残が強く感じられます。

しかし、その冷たさの中にも、

空気が少しずつ変わり始めて

春への変わり目を感じることが出来ます。

鳥たちの声も、

日に日に賑やかになってきているのです。

春を心待ちにしている私は

少しわくわくしたような気持ちになってきます。

歳を重ねるほどに、

季節の変わり目がもたらす変化や、

それに伴う自然の美しさを

より深く感じるようになりました。

雨水のこの時期は、

まさに冬から春への扉を開くかのような、

希望に満ちた季節です。

これから、三寒四温を繰り返して

だんだんと春に向かっていきます。

この変化を楽しむことで、

季節の美しさをより深く感じることができます。

春になって、暖かくなったらどこへ行こうか、

何を食べようか、

菜園には何を植えようか、

そんなことを考えながら、

目の前に広がる自然の変化を

じっくりと観察して、

春をのんびり待ちたいと思います。

雨水にひな人形を出すと良縁に恵まれる

もともとひな祭りは水に関係する行事です。

ひな人形は厄を移した人形を

水に流していたことに由来するため、

「水が豊かになる雨水に

ひな人形を飾り始めると良縁に恵まれる」と

言われているそうです。

今年の春は、どんな春になるでしょうか。

楽しみに、待ちたいと思います。

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