神戸阪急(旧そごう)に「ロスゼロ」が出店 日本の1年間の食品ロスは 約612万トンにもなります
投稿No:9658
神戸阪急に「ロスゼロ」が出店 日本の1年間の食品ロスは 約612万トン
神戸阪急に、期間限定で
「ロスゼロ」というお店が出店されていると聞いて、
さっそく行ってみました。
ロスゼロという会社は、
規格外品・過剰在庫を買取し、
賞味期限内にEC販売で、
食品ロス、ゼロを目指しています。
世界にあふれる「もったいない」に光をあて、
つくる人、たべる人、全ての人が笑顔になれる
消費スタイルを生み出すことで
ポジティブな連鎖を生み出していく会社です。
これまでにも様々なメディアに取り上げられています。
(引用:ロスゼロ)
売っているものはすべて、
規格外品・過剰在庫品です。
売っている商品にはそれぞれ、
どんな理由でここに並んでいるか、
書いてありました。
理由は様々で、ギフト商品の余剰品、
バレンタインの余剰品、
1/3ルールで納品先が見つからないもの、
不揃いな規格外フルーツを
新商品にしたものなどでした。
中でも、1/3ルールで納品先が見つからない
が理由の商品が多かった印象です。
1/3ルールとは
3分の1ルールとは、
製造日から賞味期限までの合計日数の
3分の1を経過した日程までを納品可能な日とし、
3分の2を経過した日程までを
販売可能な日(販売期限)とする
商慣習的なルールです。
よって、賞味期限まで余裕はあるのに、
販売が難しくなります。これが食品の返品や
大量廃棄の主要因の一つとも指摘されています。
近年は、このルールが
「期限に合理的根拠はなく、
食品や資源のムダにつながる」という
理由から見直しが検討され、
少しずつ改善に向けて動きがあります。
しかし、賞味期限が近い商品を販売しているといった
イメージダウンが懸念され、
現実、容易なことではないようです。
(参考:日本もったいないセンター)
フードロス問題は
現代社会における問題になっており、
度々ニュースに取り上げられています。
食べ物を捨ててしまうのは、
もったいないだけでなく、
地球環境にも悪影響を及ぼしています。
農林水産省のHPでは、日本の年間の
フードロスは、約612万トンに及ぶと書いてあります。
FAO(国際連合食糧農業機関)の報告書によると、
世界では食料生産量の3分の1に当たる
約13億トンの食料が毎年廃棄されているそうです。
これは日本人1人当たり、
お茶碗1杯分のごはんの量が
毎日捨てられている計算になります。
毎年、節分になると
節分の巻きずしの破棄の問題が
社会的な関心を集めています。
節分の縁起物、恵方巻きは毎年、
売れ残りが大量に廃棄され、
社会問題ともなっています。
節分をすぎて廃棄される恵方巻きは
金額にして10億円分に上るとする試算を
関西大学の宮本勝浩名誉教授がまとめました。
こちらのブログで詳しく記載しています。
▶恵方巻に起きた問題 食品ロス減経済的損失額10億円超え
1人ひとりにできること
実際に食品ロス削減のために
普段の生活で気を付け、実践できることとして、
・家にある食材を事前に調べて必要な分だけ購入する
・すぐに食べる商品は陳列順に購入する
・季節商品は予約購入する
・外食では食べきれる量を注文する
などが挙げられます。
お店はとても混んでおり
みなさん、様々な商品を見て、
購入していました。
みなさん、フードロス問題解決に
賛同しているのでしょうか。
国連や各国政府は、
食品ロス削減に向けて
具体的な数値目標を掲げ、
効果的な方法を探っています。
そしてフードロス問題は
世界的な規模で存在し、
持続可能な開発目標
(SDGs)にも影響を与えています。
我が社もブリスターパックの回収をはじめ、
持続可能な開発目標
(SDGs)に取り組んでいます。
小さい事でも、できることから始め、
より良い未来を創っていきたいと思います。