神戸市中央区 生田神社 2023年の干支の「卯」を描いた大きな絵馬を奉納

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神戸市中央区 生田神社で2023年の干支の「卯」を描いた大きな絵馬が奉納されました

生田神社の大絵馬

縁結びの神社として知られる

神戸・三宮の生田神社では、

外部の画家に依頼し、

巨大な絵馬を奉納しています。

毎年大絵馬が奉納される生田神社に

今年も絵馬が奉納されたようなので見に行きました。

神様を祀る神社でも、

神様が守ってくれなかったことがあります。

1995年1月17日の阪神淡路大震災では

生田神社の神殿は、屋根の重さに耐えかねて

倒壊してしまった不幸なことがありました。

今は再建されて、一層の賑わいを取り戻しています。

絵馬を見に来たついでに

久しぶりに生田神社をゆっくりと回ってきました。

最初の鳥居をくぐるとまず、両側に

酒造・農工業の神を祀る松尾神社と

海上安全・交通安全・方位除け・

道開きの神を祀る大海神社があります。

そして立派な大鳥居をくぐると、

楼門が見えてきます。

現在はまだ七五三の垂れ幕がかかっていました。

生田神社でも紅葉が進んでおり、

奥ゆかしい景観になっています。

楼門を通り抜けるとやっと

大絵馬が見えてきました。

横幅3メートル、高さ2メートルもあるそうで

遠くからでも、存在感がばっちりです。

勇ましい表情でじっと佇む狛犬がいます。

邪気を祓い、神前を守護する意味を持っているそうです。

絵馬の前まで来ました。

ここまで来ると、大きさに圧巻です。

この絵馬は、美術団体「二紀会」会員の

大槻和浩さん(60)=兵庫県西宮市=が、

構想期間を含めて約3カ月かけて完成させました。

青空を背景に、穏やかな表情をした

うさぎの顔が柔らかく描かれています。

「来年こそは平和を感じられる年になってほしい」という

願いを込めて、アクリル絵の具で

優しいタッチに仕立てたそうです。

澄んだ瞳は、平和な世の中を見据えているそうです。

(参考:神戸新聞

2023年は卯年

卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。

また、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を

象徴するものとして親しまれてきました。

他にも「植物の成長」という意味もあり、

新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。

(引用: アイ・コーポ)

お参りをしたあとは

境内北側にある生田の森の方向へ行ってみました。

生田の森とは

平安時代の『枕草子』に

「森は大あらきの森、信太の森、生田の森」をはじめ

様々な書物に記されています。

特に源平合戦の戦場になったことは

有名で寿永三年(1184)2月には

平知盛を大将とする平家軍が生田の森に陣を構え、

一の谷から生田の森へかけて一帯が戦場となるなど、

歴史的に由緒のある森です。

(引用:生田神社HP

生田の池は、紅葉で、雰囲気がいつにも増して

魅力的に感じました。

生田の池の近くには

芸能上達・水の神を祀る市杵島神社があります。

さらに奥へ進んでみました。

立派な楠のご神木や

稲荷神社がありました。

元々農業や縁結びの神様でもあり、

現在では商売繁盛の神様として信仰されています。

稲荷神社に鳥居がたくさんあるのは、

鳥居を「通る」ことで、

願い事が「通る」と考えられたからだそうです。

たくさんの鳥居をくぐると、

稲荷神社特有のキツネが見えてきます。

稲荷大神にとってキツネは、

神さまのお使いをする霊獣です。

生田神社はこれまでに何度も

足を運んでいますが

久しぶりにゆっくりと全体を見れました。

三宮の喧騒とはほど遠い静かな空間で

とても神聖な空気が感じられ

心が洗われるような気分になりました。

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