鳥取県境港市 境港さかなセンター 買ったお魚を「美なと亭」に持ち込めます。
美保湾が見える夢みなと公園では、境港さかなセンターで買ったお魚を、市場食堂で料理してくれたら流行ると思います。 山陰地方 観光 境港ツアー(6)
おいしいお米を作るには、
水、土、太陽が、揃うことで、
美味しいお米ができてきます。
仕上げは、刈入れた稲穂を、
天日干しすると、美味しい味になるそうです。
ほとんどが、機械の乾燥ですが、
ここ山陰の境港では、
田んぼのあちらこちらで、
天日干しをしています。
山陰の移り変わるお天気の下で、
天日干しを上手くやるには、
雨が急に降ったらどうするのか心配になりました。
刈り取られた稲穂を干している田んぼを見て、
秋の訪れを感じました。もうすぐ、
新米が市場に出回ります。
先の、境港水産物直売センターで、
まとめ買いするのは避けて、
次の境港さかなセンターへ向かいます。
夢みなと公園には、
埋め立て地を利用した広い土地に、
何件もの新しい事業を目指して
いくつもの企業が、進出しています。
その中で境港おさかなセンターでは、
近隣の日本海で捕れた魚や水産物を直販しています。
やっていることは、先ほどの、
境港水産物直販センターと、違いはありません。
そうなると、一軒一軒のお店の競争と、
魚センター同士の競争の二つの競争が、分かります。
大型バスを誘導し、
団体客がどっさり訪れると、
さかなセンターは活気づきます。
じっと立ち止まって、
どんな熱意でアプローチしてくるか待っています。
「安いですよ」だけでは、だめです。
もう一声、
「お客さん、この値段より安くしますよ」とか、
「よその店とここが違うんですよ」と、
納得できる勧誘があれば、
足は止まります。
熱心な勧誘を受け、イカを買いました。
捌いてくれます。
一軒一軒が、同じような
魚や水産物を扱っていても、
販売員の声の掛け方、
魚の勧め方、熱意、態度、粘り気などが、
お客さんの足を止めるか
どうかにかかっています。
主婦は台所で魚を捌くのは
ウロコが飛ぶ、手がくさくなる、
キッチンも汚れるなどの理由で、
したくないのです。
安い魚でも、高い魚でも、
主婦にとってみれば、包丁を手に取り、
魚と格闘するのがいやなのです。
そこをちゃんと読んで、
「奥さん、ちゃんと捌いておきますから、
買って下さい」の一言があれば、
少しくらいの値引きよりも嬉しいのです。
選んだ魚をスタッフが隣接の
刺身、焼き物、煮物など
好みの調理法をお伝えください。
混みあっている時間帯は
受付できない場合もございますので
美なと亭に確認のうえご購入、
お持ち込み下さい
境港は日本海有数の港町であり、
妖怪達のふるさと、
水木しげるワールドが広がる境港駅があります。
水木ロードと呼ばれる、
境港本町アーケードの商店街には、
「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを中心に、
総数133体の妖怪達の銅像やオブジェが、
街のあちこちに鎮座しています。
2010年(平成22年)3月~9月、
NHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が放送され、
人気を呼びました。
それとともに、
水木しげるロードを訪れる
観光客も増加したようです。
松葉博雄と奥さんは、
ガイドブックを読みながら、
美味しい寿司屋を探しています。
ちょうど、ガイドブックに
介されているお寿司屋さんが、
目の前にありました。
店頭の見本では、いかにも美味しそうな、
日本海の味を凝縮したような、
ここで食べないと後悔をしそうな、
大変よくできた見本でした。
大きな食堂には、
団体客が席を埋め、
個人客が座る座席がありませんでした。
お店の人は、バスの運転手さんがお昼を頂く、
別のテーブルに案内してくれました。
新鮮な魚介類を扱っているので、
部屋の冷房は、相当強く効いています。
寒いくらいです。
一方、広い窓から、
美保湾の美しい景色が見えるはずですが、
ブラインドをあげて、
美保湾を見ようとすると、
太陽の熱が、窓から伝わってくるので、
冷房効果が悪くなり、
絶対に開けないで下さいと制止されました。
美保湾が見える美しい景色を、
借景にして、料理の味をあげるはずが、
冷房効果の方が優先され、
美保湾は見えませんでした。
ガイドブックをもう一度見直してみます。
どうも、書いていることと、
目の前の現実に差異があります。
不思議に思うのは、
自動販売機の食券が、
片方はプリントされていて、
もう一つは手書きです。
海賊にぎりは、2790円でした。
魚センターでは、
新鮮な魚を売っているのですから、
その魚を持ち込んで、
料理をしてもらって、
食べるようなシステムを作れば、
観光客も喜び、
魚センターも売上があがるはずです。
お昼を食べたあとは、
大山に向かいます。
さかなセンターと食堂の、
ふたつの機能を結びつければ、
観光客は今買ったばかりの新鮮な魚が、
美しい美保湾を見ながら、
食べられるのになぁ・・・と、
思いながらお店をでます。
2010年9月16日(木)