アルファーガーデン 植えてから30~50年後に開花する リュウゼツランが咲きそう 

投稿No:9430

リュウゼツラン 淡路景観園芸学校(76)マスターコース22 

アルファーガーデンにリュウゼツランの花が咲きそう

数十年に一度花を咲かせるという

リュウゼツランが、

淡路景観園芸学校の

アルファーガーデンに植えれれています。

普段は、厚い果肉のとげとげしい植物ですが

それが様変わりの変化を起こしています。

株の中心から7メートル以上の

高い花の茎が伸びているのです。

こうなると、まもなく開花を迎えそうです。

植えてから30~50年後に開花するといわれています。

開花時期になると株の中心から茎が出てきて、

1日に10センチほどずつ伸び、

やがて黄色い花を咲かせるそうです。

巷の噂では、

リュウゼツランを煎じて飲むと

肌の色が真白くなるそうです。

不思議な薬草効果です。

リュウゼツランが咲くと

こんな具合に咲きます。

写真出所 ウイキペディアより

環境学習としての

リュウゼツランを見ることになったのは

樹木や昆虫の識別方法を学び、

実際にアルファーガーデンの

植物を見て回ったからでした。

昆虫の楽園、ビオトープ

沼や草地がたくさんある淡路島では

ビオトープが多数存在しています。

ビオトープとは、生物群集の生息空間のことで、

池や小川、湿地、雑木林など、

あるまとまりのある景観を持つ空間かつ

複数の生物の種が存続できるものを指します。

例えば、池などの身近な水辺のビオトープには

植物プランクトンや動物プランクトン、

それらを食すメダカなどの小魚や水生昆虫、

またそれらを食すコイやザリガニ、などが存在しています。

そしてその生態系ピラミッドの頂点には

コイやザリガニなどを食す、サギなどの鳥が君臨しています。

我が国でも多くの自然が破壊された今、

残された貴重な生物生息空間としての

ビオトープを保全していくことは

多様性の保護に大きく寄与できることができます。

次に、コリドーやエコトーンについて学びました。

コリドーとは、動物の移動経路や

植物の種子の伝搬経路のことです。

一般的には、連続した樹林や河川がコリドーになります。

また、エコトーンとは、陸域と水域、森林と草原など、

異なる環境が連続的に推移して接している場所です。

一般に、生物の多様性が高いことで知られています。

そして、淡路景観学校近隣を実際に歩き、

指導教員は、岩崎 哲也准教授です。

(写真出所 淡路景観園芸学校HPより)

環境の中で小さな動物や植物が

どうして生きているのか、

生存する条件として何が必要なのか、

どのように子孫を作っているのかなどを考え、

人間を含めたすべての生物は

環境とともに存在することを意識し、

バランスを考えることは

“みどり”の仕事のスタートラインの

一つだと考えていることを話されました。

岩崎 哲也先生の後について、

アルファーガーデンの樹木について観察しました。

熱中症の危険性

7月の暑い日中に、広いアルファーガーデンを

ぞろぞろと歩くのですから、暑さが身に応えます。

全国的にも熱中症で救急車が出動している時期です。

先生の説明を聞いていても、

暑さで、聞いたことは右から左へ

通り抜けていくように感じました。

樹木には常緑樹と落葉樹があります。

常緑樹とは、クロマツやクスノキなど、

一年中葉があるもので、

落葉樹とは、ソメイヨシノなど、

冬に葉を落とすものです。

常緑樹と落葉樹では、景観にも違いがあります。

樹木には針葉樹と広葉樹の違いもあります。

違いとしては、漢字の通りです。

針葉樹は、葉が厚く、

硬い針状またはうろこ状の葉をもつ木で

広葉樹は葉が薄く、

幅広くて平たい葉をもつ木のことです。

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