おいしいこんぶ 京都 小松こんぶと 大阪 花錦戸まつのはこんぶ よく似た味と形
投稿No:9384
おいしいこんぶ 京都の小松こんぶと 大阪の花錦戸の まつのはこんぶ よく似た味と形
木箱に入った小松こんぶ
まるで茶道具が入っているような、
木箱に布紐が結ばれていました。
昆布が木箱に入っているには、訳がありそうです。
その訳は、格式の高さを伝えるためです。
1970年に京都で創業した
懐石料理の名店「雲月」は
もともと御所御用達の薬御用人を務めており、
料理には「薬味」や「漢方」の
ノウハウが活かされています。
精進料理を学んでいた先代が、
江戸時代の高名な典座医
「野間玄琢」ゆかりの地に
料理店を開いたのが始まりです。
昆布の美味しさが詰まった「小松こんぶ」
雲月でお茶請けとして愛される「小松こんぶ」は、
贈り物の定番として
利用が多いことでも知られています。
極細の昆布は雲月の懐石料理の味わいを
邪魔することのないよう塩辛さを抑え、
昆布の美味しさだけがぎゅっと
詰まったかのような
上品な味わいに仕上げられています。
花錦戸の まつのはこんぶ
こちらは 昆布をスッポンの出汁で炊いているのが特徴。
スッポン、と聞いただけでありがた味(み)が増します。
まつのはこんぶは、
こんぶ自体の味も美味しいのですが、
煮込む時にすっぽんのだし汁を
一緒に使っているということで、
一層味が美味しくなっています。
まつのはこんぶを作っている会社は、花錦戸です。
ネットで花錦戸を調べてみましたが、
会社のホームページは見つかりませんでした。
小松こんぶもお店の公式ホームページが見つかりません。
どうやら、流通は百貨店に依存しているようです。
名前がまつのはですから、当然松葉です。
昆布が松の葉のように、細く切られています。
こまつこんぶ、まつのはこんぶ、
どちらも大好きなおいしいこんぶです。
2022年6月6日(月)