淡路市柳沢乙 岩上神社は紅葉の名所、巨岩「神籠岩(ひもろぎいわ)」はパワースポットです (1)
投稿No:9205
淡路市柳沢乙 岩上神社は 紅葉の名所であり、パワースポットでもあります <岩上神社の基本情報>
住所:兵庫県淡路市一宮柳沢乙614
電話:0799-86-0355 岩上神社(1)
岩上神社は紅葉の名所
淡路島の紅葉名所と言えば、
1.東山寺
2.先山千光寺
3.常光寺
4.岩上神社
これまで、1.2.3の紅葉名所へは行ってきました。
今日は、4の 岩上神社を目指します。
相当な狭い山道のようです。
対向車が来たら、どうしようか?とひやひやものです。
岩上神社のご神体
岩上神社には、神籬(ひもろぎ)石といわれる,
神様の依り代がある神社があります。
この神社は室町時代に創建され、
大和の石上神社から分霊した
布都魂神(フツノミタマノカミ)が祀られています。
岩上神社は銀杏の落ち葉の絨毯
高い山にあるので、空気は冷えて
市街地より紅葉ははっきりと進んでいました。
参拝の途中、対向車と出会うこともなく、
安心しましたが、道幅は狭く、
左は崖、右は溝で、転落か、脱輪か、きわどい道でした。
神社の境内に着くと、やや広い境内で、
車も楽に駐車が出来ました。
境内は、イチョウの落ち葉で、
絨毯を敷き詰めたようです。
紅葉を目的でしたが、巨大なイチョウの木から、
境内の隅々にイチョウの葉っぱが広がっている光景も見事でした。
岩上神社には岩神寺があります
岩上神社には、岩神寺がありました。
高野山真言宗のお寺で、本尊は、聖観世音菩薩です。
ご詠歌に、
「かくれなし佛のみ手の糸すじの 松のみどりのやなぎ澤水」
と書かれていました。
岩上神社は紅葉の名所
イチョウの落ち葉と並んで、もみじもキレイです。
気温が低く、空気が澄んでいるので、
紅葉も艶やかに見えます。
こんな、険しい山の中に、よくぞこれだけの施設を
昔の人は重機も使わなくても、
建てられたものだと感心しました。
岩上大明神へ上る石段
お寺の参拝を終えると、次は岩神大明神への参拝です。
きつい石段が目の前に見えます。
石段を登りきると、石上神社の本殿に続きます。
岩上神社は紅葉の名所
下の段で見たもみじは、
上の段から見ると、一層広がりを感じます。
さすが、淡路島のもみじの
名所と言われるだけの見ごたえがありました。
岩上大明神へ参拝
神社の神様に、お願いする案件は、幾つかあります。
あれと、あれと、あのことです。
叶わぬ時の神頼みです。
本殿は、県指定重要文化財です。
由緒によると大和国龍田神社の
本殿を譲り受けたものということです.
古くて、大きくて、格式が高いほど
神様の御威光が高いように感じます。
岩上神社本殿 伝承記
神社の創立は、社伝によると天文10年丑年(1541)
柳沢城主柳沢隼人佐直孝が、
大和国石上神宮の分霊を迎え祭祀したのに始まるといい、
同神宮旧蔵と伝える「応安三年(1370)」銘の鰐口を伝来している。
社殿は布石積の基壇上に建ち、
本殿の正面は格子戸、
引き違い建、三方に高欄付の縁があり、
両側面に脇障子を立てる。
浜床、浜縁をそなえた正規の造りである。
斗栱(屋根のすぐ下)は「あま組」四手先、
「おだるき」(長く突きでる)は、
象鼻のように長く、その先が「ア」・「ン」になっている。
組みものの形式、
その作りに室町時代建築の特徴を伝えているといわれる。
岩上神社のご神体 巨大石「神籠岩(ひもろぎいわ)」
神殿の裏側に回ってみると、
岩神神社のご神体と言われる、巨大な岩が見えました。
庭石のように見えますが、かなり巨大な岩です。
「神籠岩(ひもろぎいわ)」伝承記
高さ12メートル、周囲約16メートル、
鶏卵に似た形で滑らかな岩肌、
神の降臨にふさわしい巨石です。
古くより神聖視され、人々の信仰を集めてきました。
神の降臨を待って祭を行なったもので
「ひもろぎのお岩さま」ともよばれる自然石です。
また、巨石を物語る遺物として、
平安時代のものと思われる素焼皿が出土したことがあります。
このことから室町時代に創建された
岩上神社より古くから神石として、
祭祀されてきたと考えられます。
ご神体の岩に、パワーをいただくように
これから、ご神体の岩に向かって、階段を上ります。
2021年12月13日(月)