門松と柳もち(餅花)の制作実習 淡路景観園芸園芸学校 受講記(64)マスターコース⑨ 門松

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門松と餅花(柳もち)の制作実習 淡路景観園芸園芸学校 受講記(64)マスターコース⑨門松

門松と餅花(柳もち)の制作実習

年末を控えて、今日の淡路景観園芸学校の演習は

竹を使った門松と

柳の枝を使った門松と餅花(柳もち)の制作実習です。

これは、お正月に使えるタイムリーな演習です。

餅花とは

日本の一部地域で正月とくに小正月に、

ヌルデ・エノキ・ヤナギなどの木に小さく切ったもちや団子を刺して飾られます。

一年の五穀豊穣を祈願する予祝の意味を持つとされます。

また左義長の行事で飾ったり、食べたりする地方も多いそうです。

竹の性質と利用について 事前に講義をうけました。

日本の主な竹について説明がありました。

1.孟宗竹

直径18センチ、高さ22メートルになる大型種です。

孟宗竹は江戸時代に中国から導入された竹です。

竹の節には環が一つあり、

節の間が比較的短く太いのが特徴です。

2.真竹

直径15センチ高さ25メートルにも育つ大型種です。

節には環が2つあります。

節の間が長く弾力性があり建築材料や竹細工に使用されています。

3.破竹

直径3~15センチ、高さが15メートルほどの大型です。

耐寒性があるため比較的寒い場所にもあります。

細く割りやすい性質のため茶道具の茶筅などに利用されています。

4.女竹(めだけ)

直径2センチ、高さ5メートル

主に川岸や海岸などに群生しています。

材質が柔ら高く粘り強いので

竹細工や農業資材などに利用されています。

門松づくりは、素材を景観学校のキャンバスから集めて回りました。

門松に必要な竹、松竹梅などをキャンパスを

ぐるりと回って鋏を使い採取してきました。

松の葉や

南天などが集まりました。

竹は真竹と、孟宗竹を使います。

ミニチュアの小さな門松づくりなので

孟宗竹の中に真竹を切って門松を立てていきます。

真竹を黒いひもでくくり男結びをします。

そして孟宗竹に砂を入れ真竹を立てます。

その周辺に正月らしい飾りとして

笹・南天・松などを

あでやかな色を選んで竹の周りを飾ります。

竹を斜めに切ってきれいな

切り口を見せるのも実習の中の一つです。

最後に受講生が作った門松を

1か所に集めて記念撮影をしました。

柳もちも作りました。

柳の枝を使った柳もちは餅を電子レンジで3分間温めて

柔らかい餅の状態にし、もち粉をまぶして

もちを柳の枝につけていきました。

紅粉をつけて梅の花が咲いているような工夫もしました。

それぞれできた作品は、

自宅にもって帰り飾ることになりました。

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2021年12月20日(月)