淡路市久野々 常隆寺に紅葉を求めて 景観の代償は 細く険しい林道、断崖、対向車が来たらどうしようかと、心配しながら紅葉を求めてリスクの高い山道を行く

投稿No:9170

淡路市 常隆寺 紅葉を求めて 細く険しい林道 対向車が来たらどうしようかと、心配しながら紅葉

常隆寺は、北淡路随一の

秀峰 常隆寺山(標高515m)の頂上近くにあります。

洲本市千光寺と淡路市東山寺とともに、

淡路三山の一つとして高山信仰の聖地として知られています。

11月に入り、気温も下がってきて、紅葉が始まっています。

奥さんと、今日はどこへ行こうか?と考えて

選んだのが、常隆寺です。

カーナビに入力してスタートです。

高速の出口は、東浦か、北淡か?

岩屋から高速道路を走り、どこで降りるか迷いました。

カーナビは、北淡ですが、東浦の方が近いように思いました。

でも、カーナビの言う、

北淡で降りたら、岩屋方向に向かいます。

途中、右手の山道に入って行き、

カーナビの指示に従って進むと

道は、どんどん細く、険しくなってきました。

ガードレールのない所も、あちらこちらにあって、

右側も左側も、道から落ちると脱輪しそうです。

こんな細い道は、なんとなく嫌な予感がします。

登坂で、直射日光が上から照り付けると

一瞬、目が眩んで、前が見えなくなるのです。

こんな時は、徐行運転で慎重に進みます。

脱輪だけでは済まない、谷底へ転落しそうな深い谷もありました。

心配なのは、降りてくる車との対向車の問題です。

避ける場所がありません。

こちらが下がるか、相手が下がるか、

徐行できるとこまでの後退しかありません。

細く険しい山道をおよそ3キロ走破して、

途中、対向車が来ませんようにと祈りながら

やっと、常隆寺にたどり着けました。

海抜500メートルは紅葉

常隆寺は、高い山にあります。

平地に比べたら、気温は低いので、紅葉は進んでいました。

お寺の境内に入る所に、車止めがあって

境内に車は駐車できません。

仕方がないので、道路の空いた場所に駐車です。

ここまで,登ってくる間に、

対向車も、後続車もありませんでした。

静寂に包まれた、山林の空間にあるお寺です。

県指定天然記念物のスダジイ、アカガシの群落や、

島内屈指のサルスベリが落ち着いた境内に

趣き深い情景をつくりだしています。

常隆寺周辺は兵庫森林浴50選にも選ばれており、

野鳥のさえずりが聞こえてくるような静寂に包まれています。

怖い思いをして、登ってきただけの値打ちがありました。

参拝者は、僅か1名だけでした。

その方は、熱心に写真を撮っていました。

あわじ花へんろ 第9番札所

 5月下旬~7月上旬:アジサイ 7月~9月:サルスベリ

6月ころのあじさいや秋の紅葉が美しく

参道を彩ることでも有名。

2021年11月3日(水)