2万1000坪のコスモス畑にコスモスが満開:丹波市氷上町清住のコスモス畑 その1

松葉博雄は丹波市の氷上町(ひかみちょう)の方に行くことにしました。氷上町に入っていくと、森林の多いところなので、丹波氷上森林組合というお店がありました。

そこに車を停めて、入って見てみました。

そこには売店があり、お米とか、さるのこしかけなどが売ってありました。

なんと古い蓄音機なども売っています。

「上海帰りのリル」で有名な上田敏が歌っている歌もありました。

それから古い広告もありました。

何で森林組合の売店に、こんなアンティークな物が売られているのか、不思議でたまりません。扱っているものは、森林に関係するはずなのに、どう見てもこれは、骨董品屋が扱うような品物です。

そこで、お店の留守番をしている女性の方に尋ねてみました。理由が分かりました。近くの骨董屋さんから預かって委託販売をしていました。上田敏の歌を聞きたかったのですが、埃をかぶり、本当に音が出るか心配になり、見るだけにしました。家が広ければ買って帰りたい蓄音機でした。

 


 

目指す清住のコスモス畑と、達身寺に着きました。この辺りに食事をするところはどこかないかと、辺りを探ってみると、すぐ近くに市営の「やすら樹」がありました。

達身寺からすぐ近くで、日当たりのいい丘の中腹にいっぱいの光を浴びてそびえていました。近づいても人影もなく、人の気配もなかったので、勝手に中まで入って行き、ロビーを見つけそこの受付にやっと人がいました。

公営なので、どうしたら流行るのか、どうすればお客が増えるのか、などは気を配っているのか、客の私のほうが気になりました。

お店の前に池があって、今日のいい空を映しています。この池は農業用の灌漑池のようです。
写真を撮るために水面にきれいな景色が映っていないか、周りを歩いてカメラアングルを探してみました。

池の水がすぐそばまでなければ、逆さ富士のように上下対称の構図は望めません。

10月の暖かい日当たりの良いこの時期は、いわゆる小春日和と言われる時期で、のどかな氷上町の景色を見ながら、のんびりと定食をいただきました。冬になると、名物はシシ鍋です。その頃になればこの「やすら樹」は、ボタン鍋を求めて京阪神の各地から観光客が訪れるそうです。

2005年10月13日(木)