テレビ東京『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』提供画像放映

投稿No:8933

ブログ「社長研究室」の写真が番組で使用されました

ヌートリアの被害を番組で放送

テレビ東京の人気番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の

スペシャル番組が2021年3月14(日)に放送されました。

その中で、過去に水を全部抜いた池のその後の様子を確認しに行く、

という検証ケースがあり、そこで私のブログの写真が使用されました。

テレビ東京『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』提供画像放映

↓依頼があった際の紹介記事はコチラ↓

【当ブログ画像提供番組】3月14日(日)放送 「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」

20,000匹ものブルーギルやブラックバスなどの特定外来生物で

埋め尽くされていた池をさらって、

可能な限り捕獲し、水を抜いて干して完全に外来種を

全滅させる、という方法を取った池のその後です。

ぱっと見は綺麗になっていて、水鳥やカワセミなども飛来するようになり、

状況は大きく改善しているようでした。

水を抜いた池の新たな問題

しかし、今度は別の問題が発生していました。

それは、ヌートリアが棲み付いていたことです。

池の中が綺麗になって快適になったため、護岸に穴を掘って

棲み付き始めたようです。

よく見ると、穴ぼこがたくさん護岸に開けられていて、

つがいのヌートリアの姿が確認できていました。

ヌートリアは後ろ足に水かきがあって、泳ぎが得意です。

護岸の奥まったところに巣を作り、警戒心も強いため、

天敵のいない状況ではどんどん増えます。

南アメリカ原産のヌートリアも、特定外来生物に指定されています。

げっ歯類、つまりざっくりと言えば大きなネズミです。

げっ歯類は繁殖力が高く、年に2~3回、平均5頭の子どもを

生みます。

まさに、ネズミ算的に数が増えていくのです。

なぜヌートリアが日本に棲み付いているのか?

ヌートリアは、明治以降、毛皮を取る目的で輸入が始まりました。

特に太平洋戦争における軍事利用の目的で西日本を中心に養殖が行われ、

戦後は食糧危機回避のためのタンパク源として養殖が続いたようです。

しかし、食糧難の時代が去ると養殖は廃れ、野生化したヌートリアが

大繁殖しました。

参考 Wikipedia

ヌートリアによる被害の状況

ヌートリアによる作物等の被害総額は年間1億円にも上るそうです。

↑右側の写真が私のブログの写真です

写真には提供者として、我社の社名と私のブログの名前が

表示されていました。

淡路島の自宅の菜園も、ヌートリアを始めとした害獣の被害が

後を絶ちません。

また、前述のように池や川の護岸に巣穴を掘るため、

沢山の巣穴のせいで堤防が決壊するという深刻な問題も

持ち上がっています。

まとめ

この池では、凄まじい数の特定外来生物の駆除はできたものの、

新たな外来種が入り込んでいました。

また、駆除しきれなかったカメや、駆除したはずのブルーギルも

見つかりました。

放した人がいるのか、水路を伝って来たのだろう、ということでした。

一度水を抜いただけでは十分ではないことに驚きました。

何度も、定期的に水を抜いて、徹底的に駆除をしないとだめだそうです。

外来生物のせいで、どんどん日本固有の在来種が絶滅の危機に

陥っています。

ほんの身近なところで、生態系が壊れていっています。

私も淡路島の生態系について、色々調べているので、

とても興味深い番組でした。

そのような番組に写真が提供できて、嬉しく思いました。

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2021年3月14日(日)