中国ドラマは面白い どうしてなのか? ハマっているドラマ『月に咲く花の如く』

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中国ドラマは面白い どうしてなのか? ハマっているドラマ『月に咲く花の如く』 中国で大ヒット 実在の女性の半生を描いたドラマ

引き込まれるストーリーとスケール 中国ドラマの魅力

中国ドラマを、サンテレビのドラマ15で見続けていると、

毎回、ドラマに引き込まれていきます。

その理由を考えてみると、

① 夫婦・家族・一族などが、中国の儒教思想に基づき、深い愛に根差している

② 制作スケールが大きい、製作費がかかっていることが伝わってくる

③ 中国の歴史・社会・文化が分かり易く伝わっている

④ 美人、美男の役者が揃っている、脇役も良い

⑤ 善役と悪役が絡み合って、ストリーが分かり易い

面白さは、こんな感じです。 

画像

中国ドラマ  『月に咲く花の如く』 どんな話でしょうか 公式サイト              ① 夫婦・家族・一族などが、中国の儒教思想に基づき、深い愛に根差している

あらすじはこんな感じです。

『主人公は孤児である、周瑩(しゅうえい)。

養父とともに大道芸や詐欺で食いつなぐ毎日。

ある日、周瑩はいつものようにすぐに逃げ出すつもりで商家・沈家の侍女となります。

が、そこの次男に気に入られてしまい、側女にされそうになります。

そこで親切な若旦那・呉聘(ごへい)を頼って

沈家の商売敵である呉家東院に身を寄せた周瑩は、

屋敷で働きながら商売について学び始めるんですね。

そして、周瑩(しゅうえい)は徐々に自らの才能に気づいていきます・・』

とあります。

実在の女性が原案となっているそうです。

ドラマ15 サンテレビで見てます

サンテレビは兵庫県、神戸市にあるテレビ局です。

神戸新聞社の連結子会社であり、系列新聞は神戸新聞とデイリースポーツで、

日本で最初に「プロ野球の(試合終了までの)完全生中継」を開始した局でもあります。

出典 Wikipedia

放送時間によって、「ドラマ11」「ドラマ13」「ドラマ15」などがあり、

主に韓流ドラマや中国ドラマを放映しています。

中国で社会現象になるほどの大ヒット その理由は? SPOドラマクラブ             ② 制作スケールが大きい、製作費がかかっていることが伝わってくる

このドラマのヒットの理由のひとつは、そのスケールの大きさだと思います。

こんな風に紹介されていました。

『TV放送では2話以降最終話まで視聴率1位を記録し、

配信では大手配信サイトのテンセント独占配信にも関わらず、

現在も歴代1位に君臨!驚異の総視聴回数136億回超を記録する大ヒットとなった。

68億円もの総製作費をかけ、

セットは5万平方メートル(東京ドーム1.08個分)の広さで、

CGは使わず街並みなどを完全再現!また中国ドラマ特有の吹替も今回は無く、

すべて本人たちの声をそのまま収録!

ストーリー、衣装、演出、キャストすべてが最高で、

完成度が高く視聴者の満足度も近年の作品の中では圧倒的!』

海外ドラマにありがちな吹替ではないところは、日本国内のファンからも

支持されているようでした。

中国は、やはり国そのものが広大なので、史実に基づいた映画なども

壮大なものが多いですが、このドラマも同様です。

実在の女性の半生を描いたドラマは日本の朝ドラの要 ヒットする理由

『月に咲く花の如く』は実在の女性をモデルにして、

その女性が成り上がっていく様(さま)を描いたドラマです。

2017年に、中国国内で中国時代劇の視聴率No.1を獲得し、

社会現象を巻き起こしました。

日本でも、実在の女性をモデルにしたドラマはたくさん作られています。

とくにNHKの朝ドラでは、大ヒットすることが多いです。

2015年放送の波留さん主演の『あさが来た』は、実業家で教育者の

広岡浅子がモデルで、今世紀最高視聴率でした。

また、2014年放送の吉高由里子さん主演の『花子とアン』は、

翻訳者の村岡花子の半生を原案としており、

こちらも高視聴率で大変話題になりました。

いつの時代も、時代の先端を走り、新しい道を切り開いた強い女性というのは

憧れの対象です。

NHKの朝ドラも、この中国ドラマも、ターゲットは女性でしょう。

女性のあこがれる女性像をドラマにすれば、ヒットすることが多いのだと思います。

現代では、女性の意見は実に多くの物事を左右します。

ヒットするもしないも女性次第、なのです。

古き良き時代 礼儀の在り方 儒教の教え ③ 中国の歴史・社会・文化が分かり易く伝わっている

『儒教(じゅきょう)は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系で、

紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上に渡り

強い影響力を持つ思想のひとつです。

儒教は、五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充することにより

五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教えるものです。』

出典 Wikipedia

中国では国教となり、科挙の試験の必須科目であった時代もあります。

また、儒教は日本にも伝わり、江戸時代はこの思想が深く広く根付いていました。

「仁、義、礼、智、信」は「五常」と言い、

人を思いやる心を持ち、欲に囚われず、年長者を敬って礼儀を弁え(わきまえ)、

知識を深め、誠実であること、というような意味です。

参考 weblio辞典

日本でも中国でも、この思想に基づいて、

親や年長者を敬い、家族・一族の絆を深く持ち、

先祖の墓を守る、といったことがごく自然にできていたのです。

そういったことが、このドラマでは目に見える形で表現されています。

見ていて心地良く感じるのは、礼儀を重んじる時代の在り方が

よく分かるからかもしれません。

日本でもハマる人が続出 見どころは? ④ 美人、美男の役者が揃っている、脇役も良い

前述のように、吹替なしでその役者さん本来の声と言い回しが聞けること、

漢気(おとこぎ)溢れる男性像、強くて魅力的な主人公、

このような要素が合わさって、日本でも人気が高いドラマのひとつと

なっているようです。

また、当時の街並みをCG無しで再現したり、

華やかな衣装も、海外ファンを魅了する要素のひとつだと思います。

中国の清朝末期、皇帝制度が崩壊しかかっていた頃の話ですが、

中国の歴史が好きな人なら、より一層楽しめるかもしれません。

ステイホーム どこにも行けないなら、ドラマの世界に浸ってみる                 ⑤ 善役と悪役が絡み合って、ストリーが分かり易い

ステイホームで家にじっとしていると、どうしたってストレスが溜まります。

発散する場がないのです。

けれども、ひとときドラマの世界に没頭することで、

現実の鬱憤を晴らすこともできます。

 

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2021年2月9日(火)