兵庫県立コウノトリの郷公園で、コウノトリを野性に帰す
2005年9月25日付けの朝日新聞です。
1面トップにコウノトリが野生に帰された記事が載っています。
明治のはじめまで、豊岡地方に多く見られたコウノトリは、その後段々絶滅品種になり、とうとう日本産のコウノトリは途絶えてしまいました。
そこで、旧ソ連から6羽のコウノトリをもらいうけ、そこから人工養殖がはじまり、現在ではおよそ100羽のコウノトリの人工孵化に成功し、豊岡のコウノトリの郷で大事に育てられてきました。
そのうちの5羽が昨日、秋篠宮ご夫妻のご臨席のもとで、放されました。
朝日新聞によれば、コウノトリを大空に帰すために、40年の長い月日がかかっています。
この飼育にあたった人のご苦労な話が出ています。松島興治郎さんのご苦労は、第一段階は自然繁殖を諦め、捕獲して、ゲージの中で飼育を行い、次に第二段階として、人工孵化に取り組み、雛から餌付けをして、徐々に繁殖数を増やし、そして第三段階として、大空に帰すまでになりました。
この間、苦節40年、素晴らしい成果が現れたことになります。一つの目標に向かってこれだけの地味な努力をされたことに、私自身も大いに啓発され、このホームページに紹介をさせていただきました。
きっと近いうちに、豊岡を訪れ、その後のコウノトリの舞う姿を見たいと願っています。