テレビを見ない生活

週刊文春の2005年2月24日号を読んでいると、面白い記事が書いてありましたので紹介いたします。

まず1週間テレビを切ってみましょうということからはじまっています。

これはテレビをつけっぱなしにしていることによって、テレビ依存症になったり、テレビ漬けになってしまうことを問題としています。

今回、私の興味を惹きつけた理由は、一般的にはマスメディアは、他のマスメディアの不利になるような報道、記事掲載は少ないと思います。

民放テレビは視聴率により番組の値段である広告価格が変わってきます。視聴率が高いということは、多くの人を惹きつける理由を持っています。

視聴率を上げるために、低俗な番組ができることは子供を育てる親としては、子供が判断力が低い時にはよく配慮しないといけない問題です。

特に幼い子供や成長期の子供がテレビ漬けになると、主体性が失われるということが社会問題になっています。両親が仕事を持ち、子供が留守番をしている家庭では、テレビのチャンネル権は留守番の子供の掌中にあります。

このような場合は、テレビをつけること、チャンネルを選ぶこと、テレビを消すことの選択は子供が自分で判断することになります。そう考えると、できるだけ幼いうちからテレビはつけっぱなしの状態を正常な状態と思わないで、必要なときにテレビをつける、必要がないときテレビを消すといった、オン・オフの考え方を教えておく必要があります。

車を必要なときにキーを入れ、必要がないときはキーを抜くようなものです。用もないのに車を走らせるのは、新たな環境問題を招くようなことと同じではないでしょうか。週刊文春もなかなか面白いところに着目したと思います。

日本小児科医会でも、子供たちがテレビ中毒からの害を防ぐこともやっています。