函館みらい大学の鈴木克也先生との懇親

2005年10月の中旬、思わぬことがありました。1Fのケア用品売り場の前でばったりと鈴木克也先生と遭遇しました。偶然三宮を歩いている時に私と遭遇したわけです。

少し時間があったので、これから映画を見に行こうかなという予定だったそうですが、それならお食事でもどうですかと、強引に私が先生をお誘いして食事に一緒に行くことになりました。

鈴木先生は、毎月函館から神戸に来られています。 函館みらい大学のベンチャー講座を持っておられます。神戸に来られるのは兵庫県立大学の非常勤講師として来られています。

交通センタービルの「燦」に行って食事をしました。

お豆腐をいただきました。 魚の天ぷら
イカのゲソ。 鶏のからあげ。

先生との会話は、ベンチャー企業についての話になりました。

先日ダイエーの中内功さんの亡くなったお話がでました。

中内さんはやはりベンチャーの草分けで、彼の功績を認めつつ、晩年の問題についてのお話もでました。

中内さんの新しい時代を切り拓いた功績は、しっかりと評価するべきであるとの考えは鈴木先生も松葉も一致しています。

せきさばの塩焼き。 玉子焼き。

話しは変わって、現代のベンチャーの旗手は、やはりソフトバンクの孫正義さん、楽天の三木谷浩史さん、ライブドアのホリエモンこと堀江貴文さん、この三人を戦国武将の家康、信長、秀吉の関係になぞらえて論じられました。
松葉博雄もベンチャー研究をしていますので、起業家のことについて鈴木先生からいろいろと学ぶことも多く、しばらくぶりに商大で学んだ時のように、鈴木先生とベンチャー企業論について意見の交換ができました。

起業家が新しいビジネスを起こし、職場を作り、知識労働者に職務を与え、利害関係者に利益をもたらし、国や地方の公共団体に納税をおこなうことが、社会全体の富の創造につながることなので、これからも大いに支援をしていかないといけません。

しかし、一方において、ベンチャー起業家で成功した人は、社会全体の支援を受けて成功したことをいつまでも忘れないで、初心の志しを守り、後に続く起業家に対しても、目標となるように高い志を忘れないようにしてほしいと思います。

成功すると金銭感覚が変わってきて、どんどん桁が大きくなり、お金に振り回されるようになると、お金のために企業を膨らませる結果となりかねません。

最近の企業の社会的責任では、このことがよく問われています。経営者は器が問われます。扱う事業スケールが大きくなればなるほど、人間性までが問われる時が来ます。
始めはビールを飲んで、そのうち焼酎に変わり、だんだんとグラスが進み、終わりの頃は何をしゃべっているのか酒飲み特有のどうどう巡りになっていました。しかし、知的なお話しをすることで松葉博雄の脳軟化現象が少しでも防止できてラッキーでした。
最後にご飯をいただき、本日はおしまいです。

鈴木先生へ、せっかくの映画を見る予定を、松葉が強引にお誘いし、やや熱っぽい議論に巻き込んでしまいました。これに懲りず、またご指導をお願いします。