予期せぬ休講を利用して級友との親交~心斎橋でおいしいお魚をいただきました

神戸からはるばる大阪まで来てみたものの、今日は休講ということでがっかりしました。

昔の学生の時代ならば、ラッキーと言ったところですが、さすがに社会人となると、時間と労力を考えてしまいます。せっかく来たのだから何か成果を得たいと思ってしまいます。

そこで、一緒にいた友人を誘って、ちょっと市場視察に大阪難波を歩いて、その後、意見の交換をどこかのお店でしようということになりました。心斎橋通りを歩いてみると、たくさんのコンタクトレンズのお店がありました。どこも大変な安売り合戦をしています。

どこに行こうかと選んだ先は、和食でお刺身のおいしいお店に入りました。ここを選んだ理由は、Kさんが割引券を持っていたからです。

そうなると、やはり割引券は配っておくもんだなぁと思いました。しかし、どこでも、誰にでも配る割引券は有り難さがありません。今日の割引券は、自宅に送り届いた割引券で、内容は選ばれた客にのみの15%オフでした。

お店に入ると水槽があり、そこには鯵(あじ)が見えました。活きのよいお刺身を提供しているというディスプレー効果でしょうか。

席に着くと、さっそく「何になさいますか?」と注文を聞きにお店の方がやってきました。3人ともまず、ビールをお願いしました。その後は、お刺身を盛り合わせでいただきました。

特に今は若葉の季節なので、「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」と言うように、鰹と魚の盛り合わせが出てきました。今日ご一緒する友人は、一人は自動車販売会社を独立して経営している方と、もう一人は公務員(小学校教師)の方です。

まだクラスになって間もないので、お互いの自己紹介などをしながら、家庭環境や仕事の関連などの話しをしました。

籠に盛り付けられた刺身の中に、鳥の羽根のようなものが付いているお料理が出てきたので、これが大変気になりました。

それは飛び魚の羽根の役をするヒレですが、飛びやすいように扇子を広げたような形で、揚力を得やすいように薄い皮膜でつながっています。

飛び魚は別名アゴともいいます。つい、この羽根は次のお客様にもまた使うんでしょうかと、2人の友人に尋ねてみました。

そうすると、「松葉さん、そんなに気になるなら、あなた、持って帰ったらどうですか?」と言われました。私は欲しいのではないのですが、もう一回別のお客様に出すかどうかが気になったのです。

いろいろと話しをしているうちに、人生は何を信じるのかといった話題になり、占いや手相の話しになりました。

この写真に出ている手相は、運命線が強く、知能線、生命線、太陽線などがはっきりとしている手相です。大変素晴らしい手相です。

その他、いろんな話が出ました。

社会人になって、仕事を覚え、その後また大学院に来て、新しい学問を学ぼうという気持ちはとても立派なことだと思います。

新学期なので、大学院の私の周りの皆さんは、とても新鮮な気持ちを持っておられます。新鮮に思う気持ちも、いつかまた風化し、いつの間にかこの新鮮な気持ちを忘れてはいけないなぁと、今から少し先のことまで、おじさん3人で早くも戒め合いました。

男と女の問題も出ました。

これは女性は長年連れ添った伴侶の男性がいなくなると、一時的にがっかりしても、その後はせいせいして元気が出てくるよといった事例を話してくれました。それは以前に佐渡に行くフェリーの中のご婦人達のグループの方々から直接話しを聞いたこととして話してくれました。

男は結婚した当初は強いのですが、長い年月のうちにだんだんと女性に飼いならされて、家の中では弱くなり、心情的にも女性化していくようです。一 方、女性は男性に近づいていくそうです。お互いがだんだんと同じ様になってしまって、むしろ女性の方が強くなるのではないかという意見になりました。

これを少し注釈すれば、女性が腕を組み、足を組み、言葉はおじさん風になり、酒も強くなり、徒党を組んであちこち食べ歩き、歌い歩き、すっかりおじさん風になっていくことを示しています。

大笑いをしたり、うなずいたり、 驚いたりの話しに夢中になっているうちに、だんだんと夜は更けていきました。

帰る時間も気になり始めたので、お店の勘定を済ませました。15%オフの割引券の効果は絶大でした。ビールをたくさん飲んで、お刺身を食べても、一人当たり1500円以内でした。

帰り、夜の道頓堀をそぞろ歩きしてみました。

道頓堀は一昨年の阪神タイガースの優勝の時に、川に飛び込む人がたくさんいたので、今はその飛び込み防止のための工事をしています。

橋の欄干の近くには、バリケードが張られ、橋の手すりに近づくことすら難しいようになっています。橋の近くの川面は、蓋のようなものを張られ、とても上からダイビングできる状態ではありません。

阪神の優勝騒ぎは間接的にこのような社会的負担となっていることが、よくわかりました。たぶん、工費は高いはずです。道頓堀の夜景です。神戸の夜景とはまた違ったとてもにぎやかな夜です。