２００５年の２月、庭に出てみるとあまり見慣れない花が咲いていることに気付きました。

蘭のような花の咲き方ですけれど、寒い中で蘭の花が野外で咲くわけでもないし、葉っぱはとげとげしい葉っぱをしています。

背丈はそれほど高くなく、３０センチぐらいでしょうか。

何の花かわからないけれど、しかし「この寒い時によく咲いてくれたものだ」と、感謝の気持ちを感じながらゆっくり観察しました。

みにくいアヒルの子という話がありました。アヒルから見ると、みにくいアヒルの子が成長すると実は美しい白鳥になる話です。

この庭の花は、葉っぱがヒイラギの葉のようにトゲトゲとなって、花が咲く前はあまり美しい枝木とは思っていませんでした。ところが、気が付いたときには、美しい緑の花を咲かせていました。

このような色合いの花を思い出そうとすれば、蘭の花くらいしか思い当たりません。きっとこの花はみにくいアヒルの子のように、蘭の鉢の中で育てられたらよかったのでしょうか。

皆さん、この花が何か分かったら教えて下さい。