沖縄 リゾートホテル と言えばムーンビーチホテルの非日常性

投稿No:8237

沖縄 リゾートホテル と言えばムーンビーチホテルの非日常性 リゾートホテル 恩納村のリゾート化は、ムーンビーチホテルから始まりました。 第172回沖縄訪問(8)

ホテルムーンビーチ

ホテルムーンビーチは、沖縄県恩納村にあるリゾートホテルです。

ホテルムーンビーチにはふたつのプールがあります。

屋外プール「ラグーンプール」と、半屋外プール「アトリウムプール」です。

アトリウムプールは半屋外の温水(冬季)で、一年中遊泳が可能です。

ふたつのプールの前には美しい三日月型の天然ビーチがあります。

ホテルムーンビーチの敷地内は350本余のヤシの木や季節の花々が生い茂り、

まるで海外リゾートのような雰囲気です。

プールはたくさんのお客様で大盛況でした。

リゾートホテル 亜熱帯の非日常性

沖縄のリゾートホテル、ムーンビーチホテルに

これから近づいてくる夏を探しに行きました。

今は4月ですが、ムーンビーチホテルの施設には、

これからシーズンを迎える、夏への準備が進んでいます。

ムーンビーチホテルの施設には、

自社で育てている亜熱帯の観葉植物が

ホテルの施設にふんだんに置かれています。

ホテルムーンビーチでは、ホテルの内でも、

外でもたくさんの植木鉢が館内の雰囲気を演出しています。

階上からロビーへと、吹き抜けをカーテンのように覆うポトスや、

館内の廊下、部屋のテラスの植栽、

レストランのテーブルに飾られる花など、

数えきれないほどの草花が、

ホテル全体に潤いを与えています。

亜熱帯の美しい植木や花は、

すべてホテルの造園課と呼ばれるチームが

自社の農場・温室で毎日水やりや剪定、肥料などの手入れを行っています。

沖縄のホテルでここまで館内外に植木や花で

自然を演出しているホテルは希少です。

リゾート風の建築

リゾートの雰囲気は建物からも感じます。

館内のフロアーは吹き抜けになっていて、

ビーチからの風を感じる沖縄の海と調和したつくりになっています。

館内で印象的なのが、北棟と南棟のそれぞれの、

4階から1階の吹き抜けに階下に向かって伸びるポトスです。

ポトスのグリーンカーテンは迫力があります。

一度見ると強く印象に残るホテルのイメージを作っています。

リゾートホテル ムーンビーチ周辺の国際化

30年くらい前に、ムーンビーチホテルの近くに、

沖縄の活動拠点となるホテルの部屋を買ったときは、

この辺りの観光客はほとんどが内地からくる日本人でした。

それが、2019年の今では、

ムーンビーチを中心とする前兼久のリゾート地帯を訪れる人達は、

中国、台湾、韓国を中心に、近隣からの東南アジアの人他が、

大勢来るようになり、国際化しています。

沖縄自体がリゾート気分を味わえる場所ではありますが、

その中でもこれほど海外気分が味わえるホテルは中々他にないようです。

ホテルの施設内は開放感に溢れていて、南国の風や光を感じます。

周りには、芝生、植木、ヤシの木などの緑が多く、

それがリゾート感につながっているようです。

ムーンビーチホテルでも、以前になかった受け入れ体制が出来ています。

それは、中国語、韓国語を英語と一緒に併記することです。

リゾートホテルはここから始まる

恩納村のリゾートは、

戦後このムーンビーチホテルを基点として始まっています。

前兼久の馴染の皆さんか聞いた話では、

終戦直後のムーンビーチホテルでは、

米国軍の将校たちが、浜辺でバーベキューをしていたそうです。

当時の子供達は、遠くからその美味しそうなバーベキューの様子を見ていると、

中には将校さんが手招きをして、

こちらにおいでと呼んでくれて、

料理を振る舞ってくれたことがあるそうです。

将校さん達の浜辺でのパーティーに比べると、

兵隊さんたちの浜辺でのバーベキューパーティーは、

かなり行儀が悪かったそうです。

米国軍が将校や兵隊さんたちのため、

そしてその家族の皆さんの為に建設したムーンビーチホテルは、

前兼久の皆さん達が利用する機会がないほど、

高級な感じだったそうです。

既にオープンから40年ほどたっている老舗のホテルですが、

その古さが良い意味で雰囲気があり、

海外のリゾートホテルを思わせるようです。

リゾートホテル 衰退から隆盛へ

ムーンビーチホテルは、

一時期、恩納村では最高クラスのホテルでしたが、

段々と類似するリゾートホテルが建てられて

競争にさらされるようになりました。

競争を押しかけてきたのは、

JALやANA等の航空会社系のホテルです。

航空会社系の企業は、

恩納村にゆったりとした高級なホテルを建てていきました。

更に、内地のホテル系の企業が、

恩納村にホテルを建てていきました。

新しいホテルは、設備が最新式で、

清潔感もあって、競争優位になってきました。

リゾート ムーンビーチホテルの挽回策

こうなると、ムーンビーチホテルの優位性は、危うくなりました。

一時ムーンビーチホテルの客足は陰りがありましたが、

海外からのインバウンドを受ける体制になってから、

かつての人気を取り戻しています。

その一つが、浜辺に真水のプールを作ったことです。

ムーンビーチの浜辺には珊瑚礁の海がありますが、

実際の所、水難事故を警戒して海の周りにはロープが張られ、

熱帯魚や珊瑚礁を見る為のシュノーケリングすら出来ません。 

魅力のない珊瑚礁の海になってしまったのです。

がっかりするのは、子供達です。

子供達が安心して海の代わりに泳げる広いプールを作ったことで、

ムーンビーチの人気はかなり回復しました。

泊まり客はプールを利用出来ます。

外からきたビジターは、一人1000円で利用出来ます。

これまで、ムーンビーチホテルには、館内にプールがありました。

しかしこの館内のプールは、景色を見たり、

リゾートの雰囲気を満喫するには、中途半端な存在でした。

一層のこと、海が見えるビーチに、

真水のプールを移したほうが、

リゾートらしいということに気が付いたのです。

ビーチで日光浴をしたり、昼寝をしたり、

お喋りをして暑くなったら、

真水のプールに入る人が増えているのです。

これは海水だと真水で潮を洗い流さなければ肌がべたつくからです。

最近の若い方は、海に入るのを嫌がっています。

見て、雰囲気を楽しんで、

眺めるのが海の役目になってしまっています。

水に入るのなら、真水のプールが受けるのです。

リゾートホテルと近隣との補完関係

ムーンビーチホテルが人気を回復した方法は、まだ他にもあります。

近隣店舗との補完関係です。

ホテルの近くにはたくさんの飲食店、土産物店、観光施設があり、

お互いが持ちつ持たれつの補完関係になっています。

恩納村とも補完関係にあります。

近くの無人島を恩納村から借り切って、

そこに船で宿泊客を連れて行き、

無人島でバーベキューやバイキング料理を頂く企画も人気です。

ホテルのすぐ近くの無人島に行くツアーは、かなり高評価を得ています。

無人島ツアーは、非日常的で都会では体験できない企画です。

シュノーケリングで海を覗き、生き物観察、

島内散策にバーベキューなど、小さな無人島ですが、

まさに楽園のようです。

ヨウ島は以前はナップ島と呼ばれていました。

私も、ナップ島に泳いで渡ったことがあります。

リゾート施設 ヨウ島(ナップ島)周辺の海

ナップ島の海でシュノーケリングした時のことです。

沖縄県恩納村前兼久村

この辺りの珊瑚礁はどんなに綺麗でしょうか?潜ってみました。

熱帯魚はいることはいました。

しかし、ナップ島の沖の珊瑚は死滅状態です。

何が原因なのか、ほとんどの珊瑚は残骸です。

沖縄県恩納村前兼久村

ところどころ、ちょっと綺麗な、火鉢の大きさのような、

あるいはもっと大きなテーブルのような、

大きな丸い珊瑚が生き残っています。

沖縄県恩納村前兼久村

テーブル珊瑚というものはありません。

沖縄県恩納村前兼久村

注意深くあっちこっち見て回りました。

リーフの向こうは、今ちょうど引き潮で浅くなっているので、

国道58号線に面している浜辺からここまで、

引き潮を利用して渡ってきたグループがいました。

沖縄県恩納村前兼久村

この人たちが熱帯魚に餌をまいているので、

その辺りにはたくさんの魚が来ています。

沖縄県恩納村前兼久村

珊瑚礁は生きていれば、そこに小魚が集まり

、小魚を目指して、大きな魚が集まってきます。

沖縄県恩納村前兼久村

食物連鎖となる熱帯魚の生活環境があれば、

そこにはダイバーが集まってきます。

沖縄県恩納村前兼久村

珊瑚礁の森がなければ、本来の沖縄の海の綺麗さと、

命の泉や命のつながりがありません。

沖縄県恩納村前兼久村

グルグルグルグル周りながら、

ところどころにある珊瑚とチョウチョウウオ、

あるいは熱帯魚の写真を撮ってまわりました。

沖縄県恩納村前兼久村

リゾートアイランド ヨウ島(ナップ島)

1時間以上あっちこっちの海底を見周っているうちに、

次はナップ島に上がってみることにしました。

一人でナップ島の上陸を目指すことになりました。

沖縄県恩納村前兼久村

少し、沖からナップ島の状況を見ながら、

島の人に見つからないように、潜水をして、

そ~っと、気づかれないように、上陸を目指しています。

沖縄県恩納村前兼久村

浅瀬が近くなってくると、イソギンチャクが居ました。

沖縄県恩納村前兼久村

イソギンチャクには、共生するクマノミがいます。

沖縄県恩納村前兼久村

アニメで出てくる「ニモ」のキャラクターで、

近づくと、早速、「帰れ!!」とスクランブルをかけてきました。

沖縄県恩納村前兼久村

クマノミのサイズと人との大きさを比べると、

まるで、戦艦ヤマトに一人乗りの貸しボートが、

威嚇するような漫画的な鼓動ですが、それがかわいいのです。

沖縄県恩納村前兼久村

クマノミを見つけて、潜っては写真を撮り、

息継ぎに浮上しては、また戻る、

という大変忙しい状態が続いています。

沖縄県恩納村前兼久村

充分にクマノミと遊んだ後は、

いよいよナップ島に上陸を試みる時が来ました。

沖縄県恩納村前兼久村

沖縄県恩納村前兼久村

見張りの人はいないようです。

これなら上陸できそうです。

沖縄県恩納村前兼久村

砂浜には、トーテムポールが建ち、未開の島のような演出です。

沖縄県恩納村前兼久村

誰もいないのかなぁと思って島を歩いていると、従業員の人から、

「4時までは独占使用しているので、

ご遠慮ください。」と注意を受けてしまいました。

島の管理人に見つかってしまいました。。。

沖縄県恩納村前兼久村

沖縄県恩納村前兼久村

残念なことに、守衛に見つかってしまい、

島一周は出来ませんでした・・・。(泣)

日に焼けた、ビーチボーイ風の守衛が言うことには、

「4時までここには、一般の方は遠慮してもらっています。上陸しないで下さい。」

と言われ、

後1時間、水際で時間を待つか、

引き返すか考えた挙げ句、引き返すことになりました。

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