金峯山金武観音寺は、高野山真言宗のお寺です。

金峯山金武観音寺の境内には、小規模ながら、沖縄の原始林の雰囲気が残っています。 第142回沖縄訪問(13)

金武観音寺(きんかんのんじ)は、沖縄県国頭郡金武町にある高野山真言宗の寺院です。

金峯山金武観音寺の境内の地下には、長さ270mの鍾乳洞があります。

一年中18度に保たれる環境から、観音寺近くの蔵元「金武酒造」の日本初の古酒蔵があり、泡盛が貯蔵されています。

山城興善さんの畑のバナナの木が、新しい芽をふいている事を見届けて、安心して次の目的地に向かって、ドライブに行きます。金武の方に行くと、沖縄には珍しい、高野山真言宗 金峯山がありました。お詣りに行ってみます。

金武観音寺の境内のフクギは樹齢350年です。フクギの樹は風に強いので、防風林として、家の周りに植えられていました。都市化が進み、鉄筋コンクリートの家になると、防風林のフクギは日差しの邪魔になり、切られてしまい、植えられなくなりました。

沖縄には、内地と同じようなお寺は少ないのですが、ここには真言宗のお寺がありました。お参りします。不動明王を祀っています。

このお寺は、正式名称は、金峯山金武観音寺です。ご本尊は聖観音です。

昔は沖縄中、こんな原始林だったのかな?と思わせるような林が残っています。

内地風の庭園が造られています。池があり、池の周りには、飛び石を配し、回遊式の庭園を造っています。

古い、大きな木からツタが下にのびています。あのツタにぶら下がって、ターザンごっこをしたらおもしろそうです。松葉博雄が子供の時なら、絶対しています。

本堂に向かい、聖観音像に向かって、お線香を立てて、奥さんと二人でお詣りをしました。

古い本堂の隅に、どういう訳か猫がうずくまっていて、こちらをじっと見ています。

害がなさそうに思ったのか、逃げることもしないで、目を閉じて、うたた寝をしています。

本堂の少し離れたところに、鍾乳洞があります。

この鍾乳洞には古酒を納め、長年寝かせておいて、特別の記念日に古酒を取り出して、飲む習慣があります。

例えば子供が生まれたときに、泡盛を鍾乳洞に預けて、成人式の時とか結婚式の時に取り出して、お祝いに飲むという、きわめて長期的な計画です。

沖縄では、鍾乳洞や洞窟のことをガマと言います。

太平洋戦争では、このガマに多くの人が逃げこんで、避難場所にしていましたが、アメリカ兵に火炎放射器で炙り殺されたり、手榴弾を投げ込まれたり、とても悲惨な結果を生んでいます。

この鍾乳洞は、平和目的に使われています。ここでは鍾乳洞貯蔵豆腐ようを保存しています。

以前は、豆腐ようを購入しようとすれば、1ヶ月以上の予約が必要でした。

鍾乳洞の奥に入っていくと、やはり不気味です。

重いお酒を鍾乳洞に運搬するのは、とても大変なので、ミカン畑で使われているような荷物ケーブルが設けられていました。

先ほどお詣りした本堂を境内から見ると、確かに古い建物です。

沖縄にも内地風のお寺はいくつかあったそうですが、ほとんどが戦争で焼失しています。

金峯山金武観音寺は、焼失を免れていました。本堂は人災による火災のため、昭和17年に再建されています。

境内の中の、ほんの少しの場所ですが、昔この辺りがこんな大きな木に覆われていたのだろうと想像させる林があります。

内地のお寺の境内と違い、植えられている木には、椰子の木やフクギが混ざっています。

もし、金峯山金武観音寺の境内が、高野山のように広い敷地であったら、この辺りは昔の沖縄を思い出させるような、原始林が残っているところです。

2013年4月17日(水)

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