松葉庵の天窓の下にシーリングファンを取り付けて、空気が混ざるようにしました。

大きな天窓を付ければ、部屋の中は一日中光が溢れています。暖かい空気は上に上り、下はいつも寒いので、シーリングファンを天窓の下に取り付けました。これは、建築設計の常識だったようです。

松葉庵は、光が家中に届くように、天井に大きな天窓を作りました。

天窓からは、朝は日の出が入り、夜になれば月の光が差し込むようになっています。

天窓の下は吹き抜けにして、そのスペースに沖縄の植物を植えています。

最初は2階にまで届くほどの、背の高いアレカヤシの木を植えました。

アレカヤシは柔らかい葉を広げ、家の中がトロピカルな雰囲気になりました。

ところが今年の1月になって、寒波襲来でアレカヤシは次第に弱ってきました。

さらに2月のだめ押しの寒波で、とうとう枯れてしまいました。

これでは次に植えたバナナの木も、寒さで枯れるかもしれません。

失敗の原因は、部屋の温度を温めても空気が上昇し、温かい空気は上の方に上って、下の地上は冷たい空気に満ちていました。

最低気温と最高気温の差を温度計で確認してみたところ、寒い冬でも暑い夏でも、上と下の温度差は5度以上、10度以下くらいありました。

そこで、天窓の下に空気を混ぜるための大型扇風機を取り付けることにしました。

大型扇風機を取り付けるには、吹き抜けに作業用の足場作りから始まります。

これが大変な工事で、大人3人が一日かけて工事に集中しました。

取り付けた扇風機は、パナソニックSP7070型のシーリングファンです。

直径は110cmです。

リモコンでコントロール出来て、風の強さは四段階ありました。

これなら真夏の熱い空気でも、冬の冷たい空気でも、上から扇風機でかき混ぜることが出来ます。

これによって多分、バナナの木は最低気温5度以上をキープできると期待しています。

取り付けの工事は、電機屋さんが中心となって行いました。

足場さえ出来れば、シーリングファンを取り付ける作業は、20~30分で終わりました。

シーリングファンを取り付けると、次は作業台の撤去です。

せっかく三人がかりで組み立てた作業台も、シーリングファンを取り付けると無用の長物です。

工事を見ていると、家の壁に傷つけないように、ガラスを割らないように、細心の注意を払いながら鉄パイプを組み立てていました。

後の祭りですが、設計段階でシーリングファンを取り付けていたら、アレカヤシも死ななくて済んだのにと、後悔しています。

もちろん、建築士が考えるべき問題でもあります。

早速シーリングファンを回してみると、見事に回って、強弱を付けていると、強くすれば下の階にまで風が届く事が確認出来ました。

これで、バナナの木も枯れずに済んだらいいなぁと思います。



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