京都室町 和久傳 誕生日の祝い膳 高台寺和久傳、室町和久傳、京都和久傳の3つがあります

京都室町の和久傳で、お誕生日の祝い膳です。京都の和久傳には、高台寺和久傳、室町和久傳、京都和久傳の3つがあります 室町和久傳の京料理は、どれも美味しい和食でした。 京都 (1)

京都の「和久傳」で、お誕生日のお祝い

JR京都駅では、京都タワーが見える場所で、

タクシーに乗ります。

京都に来て感心するのは、

タクシー会社の運転手さんに対する教育が、

よく出来ていることです。

言葉遣い、目的地までの地理、接客態度、安全運転など、

さすが観光客の受け入れに慣れている

京都市ならではのサービス水準です。

お誕生日のお祝いをするお店は、和久傳です。

京都の和久傳には、高台寺和久傳、室町和久傳、京都和久傳の3つがあるようです。

京都の人に、和久傳といえば、たいていの人は、

特に食通の人は、みんな知っているようです。

和久傳の予約は、なかなかとれないそうです。

タクシーで、室町和久傳のお店の前に、着きました。

見ただけで、京都らしいお店の造りです。

お店に入ると、土間に餅米粉を使ったような、

丸い丸いおもちが、4段に重ねられています。

これは、満月の夜にお供えする、月見団子でしょうか?

中庭を囲むように、

家の配置が出来ています。

お庭には、砂利が敷かれ、

飛び石があり、石灯篭もあります。

個室はとれなくて、一つの部屋の中に、

簾で間仕切りをした席に、案内されました。

最初は、雲丹と長芋、銀杏、岩のりの、突き出しです。

今日はお誕生日のお祝いの食事会ですと、

あらかじめ電話予約の時に話していたので、

竹の筒に入ったお酒を、

祝い膳として用意してくれていました。 

このお酒は、丹後の清酒のようです。

竹のお酒には、竹の杯で、清酒をいただきます。

まずはこれで、お祝いの乾杯です。

和久傳には、アサヒスーパードライがありませんでした。

代わりの、生ビールで乾杯です。

次のお椀は、ほたての真薯(しんじょ)です。

味は、京都風の薄味で、餡を使ってとろっとさせて、

もう一杯頂きたいほどの、上品な味でした。

和食は、味だけでなく、器も楽しむものです。

目で食べると言われる所以です。

次は、もどりかつおと鯛の刺身です。

「どこから戻ったのですか?」と、

サービス係の方に尋ねると、

返答に困って、調理場に尋ねに行っていました。

次は、生のニシンです。

これが、長野のニシン、に聞こえました。

松葉博雄だけでなく、

同席の4人にも、長野、と聞こえたので、

サービス係の方に、

長野でニシンが獲れるのですか?

と確認すると、長野ではなく、

生のニシンであることが、分かりました。

銀杏の実や、ずんだまめ、

春菊のごま和えも付いています。

ずんだ豆で、お餅をつくる地方があります。

この様子を、テレビで紹介していました。

いよいよ、天然アユの登場です。

子持ち天然アユという案内でしたが、

どこの鮎ですか?

とお尋ねすると、

調理場に行って聞いてきますとの返事です。

どうやら、琵琶湖の鮎ということです。

和食は、1皿ずつでは少量でも、

次々とお皿が続き、

いつの間にかお腹がいっぱいになってきました。

冷たい薬膳そばです。これは美味しくて、

そばの硬さが違います。

とても歯ごたえのあるそばです。

出汁も美味しくて、

全部飲みたくなるところを、

ぐっと我慢です。

次は、うなぎのつけやきです。

このうなぎの焼き方の美味しいこと、

皮がぱりっとしています。

ウナギのタレは、甘さも丁度良く、

醤油の香ばしさもあり、記憶に残る味でした。

そろそろ、ご飯になります。

このお米は、丹後半島の近く、

紫野和久傳 久美浜工房で作ったお米です。

ご飯に艶があり、照明を受けて、

光り輝いた、素晴らしい白米です。

ちりめんをかけて、いただいてみました。

とっても美味しいのに、驚きました。

残すのがもったいないほどの美味しさで、

残すともったいないなぁと言っていると、

サービス係の女性が、では、おにぎりにして、

お持ち帰りいただきましょうと、

素晴らしい提案です。

デザートをいただきます。

丸いのはぶどうです。

ぶどうの皮を剥がして、

食べやすくしてくれています。

抹茶用のおまんじゅうがありましたが、

松葉博雄はおまんじゅうを食べられないので、

そういう人のために、甘いイチジクを、

代わりに用意してくれました。

甘いものを口に含んで、

抹茶をいただきます。

先ほどの美味しいお米は、おにぎりになって、

竹の皮に包まれて、

持ち帰り用に用意してくれました。

食事が終わって、

和久傳のお店の展示場に、

販売用の商品が並んでいるのを、見て回りました。

ご飯の時に、一緒に食べられるものもあれば、

わらびもちのように、

お茶と一緒にいただく御菓子もありました。

先ほどいただいた、丹後のお米を使い、

丹後で作った清酒も、売られています。

お勘定を済ませて、表通りに出てみると、

和久傳の軒下には、

茶菓席の旗がぶら下がっています。

室町 和久傳のお品書きは、昼と夜は、

ずいぶん違うようです。

一般には、お昼に頂く方が安くなります。

お昼に、お誕生日の祝い膳をしたので、

今夜はあまり手の込んだご馳走は、

食べられそうもありません。

和久傳を出て、これから嵐山の、

「星のや京都」に向かいます。

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2014年10月5日(日)