沖縄 写真 :みかんの花が咲く頃、小さな庭にもみかんの花が咲いています。みかんの花には、甘い香りがあり、幼い頃の思い出が蘇ってきます
2010年5月のことです。
ミカンの花が咲く頃に、丘に登って、山から海を見て歌う童謡がありました。みかんの花の人工授粉をしながら、つい思い出したのが、「みかんの花咲く頃」の歌です。
「みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道 はるかに見える 青い海 お船がとおく 霞んでる」
この歌の通りの風景が、松葉博雄の幼い時代がありました。
「黒い煙 を はきながら お船はどこへ 行くのでしょう 波に揺られて 島のかげ 汽笛がぼうと 鳴りました」
平山郁夫画伯が描くような、広島県の瀬戸内海の風景を思い出します。
「何時か来た丘 母さんと 一緒に眺 めた あの島よ 今日もひとりで 見ていると やさしい母さん 思われる」
しかも、家の裏庭には、丘があり、丘に登ると、家からも海が見えました。
みかんの花は、柑橘類の甘い香りを放っています。
この香りに昔の残像が残っているようで、瀬戸内海の丘から見た「みかんの花の咲く頃」を思い出しています。